奥村組、今期経常を20%上方修正、配当も20円増額
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奥村組 <1833> [東証P] が11月13日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は129億円の黒字(前年同期は31億円の赤字)に浮上して着地した。 併せて、通期の同利益を従来予想の127億円→152億円(前期は89.2億円)に19.7%上方修正し、増益率が42.3%増→70.3%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比81.5%減の22.2億円に大きく落ち込む計算になる。 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の220円→240円(前期は216円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は89.8億円の黒字(前年同期は42.5億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.9%→6.8%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (個別業績予想) 建設事業における追加工事の獲得や原価低減等による売上総利益の増加等により、営業利益は前回発表予想を約 2,200 百万円上回る約 15,400 百万円、経常利益は同約 2,400 百万円上回る 16,200百万円となる見込みです。 また、投資有価証券の売却計画を見直したこと等により、当期純利益は同約 900 百万円上回る12,400 百万円となる見込みです。 なお、建設事業の売上総利益率は 11.7%(土木事業 14.5%、建築事業 10.0%)となる見込みです。(前回発表予想 10.8%(土木事業 13.2%、建築事業 9.4%)) (連結業績予想) 個別業績予想の修正に伴い、連結業績予想の修正を行うものです。 なお、2026 年 3 月期第 2 四半期(中間期)連結決算において、営業外収益に当社の連結子会社である石狩バイオエナジー合同会社の為替予約評価益を計上しましたが、連結業績予想における営業外損益には、同社の為替予約評価損益を織り込んでいません。今後、当社の連結業績は為替相場等の動向に大きく影響を受ける可能性があります。 今回修正した業績予想については、本日別途公表しました「2026 年 3 月期第 2 四半期(中間期)決算補足資料」も併せてご覧ください。 利益配分については、経営上の最重要課題の一つと認識しており、現中期経営計画(2025~2027年度)期間中における当社の株主還元政策については以下のとおりで、一過性の特殊要因である「為替予約評価損益」は、配当性向の計算に含めないこととしています。 この株主還元政策を踏まえた上で、当期の年間配当金予想については、通期連結業績予想の修正に伴い、1 株当たり期末配当金を前回予想の 110 円から 20 円増配した 130 円に修正し、1 株当たり年間配当金を中間配当金 110 円と合わせた 240 円といたします。 連結配当性向※1 70%以上 (業績に関わらず自己資本配当率(DOE) ※2 2.0%を下限とする) ※1 連結配当性向=年間配当総額(中間+期末) ÷ 親会社株主に帰属する当期純利益 〔一過性の特殊要因(為替予約評価損益)による影響を除く〕 ※2 自己資本配当率(DOE)= 年間配当総額(中間+期末) ÷ 自己資本(注)上記の業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
