STG、今期経常を一転34%減益に下方修正
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STG <5858> [東証G] が11月13日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比50.5%減の1億0100万円に大きく落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の5億7500万円→3億4000万円(前期は5億1300万円)に40.9%下方修正し、一転して33.7%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比22.7%減の2億3900万円に減る計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は4800万円の赤字(前年同期は1億3900万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の7.7%→-2.3%に急悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当期業績予想につきましては、第3四半期以降、自動車部品関連等において当初計画に含まれていなかったトランプ関税の影響が出ることなどが予測されることにより売上高が減少するものの、大手グローバルメーカーを主要顧客とするアルミニウムダイカストメーカーであるE-Cast社を買収したことにより売上高は限定的ではありますが増加することを見込んでおります。 以上の結果、売上高は、前回発表予想より3.7%(240百万円)増加し、6,800百万円となる見込みです。なお、前年3,520百万円であったマグネシウムダイカストの売上高は、自動車部品関連等の減少により前回発表予想より446百万円減の2,750百万円となる見込みです。 営業利益につきましては、前回発表予想より43.9%(250百万円)減少し、320百万円となる見込みです。一過性のM&A関連費用(122百万円)が発生したことに加え、マグネシウムダイカストの売上が減少したこと、既存のマレーシア子会社において見込んでいた大型受注に伴う金型売上の発生時期が翌期以降にずれることなどから、利益が下振れする見込みです。EBITDA は、営業利益が減少したことにより、前回発表予想より82百万円減の900百万円となる見込みです。 為替面ではタイバーツ等が想定より円安傾向で推移しているため為替差益の発生を見込んでおりますが、経常利益は前回発表予想より40.9%(235百万円)減少し、340百万円となる見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想より40.9%(235百万円)減少し、250百万円となる見込みです。なお、現時点では配当予想に変更はありません。
