鉄建建設、今期経常を30%上方修正、配当も30円増額
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鉄建建設 <1815> [東証P] が11月13日後場(14:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.2倍の30.3億円に急拡大し、従来予想の21億円を上回って着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→43億円(前期は30.2億円)に30.3%上方修正し、増益率が9.1%増→42.1%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比48.0%減の12.6億円に落ち込む計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の130円→160円(前期は122円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比48倍の10.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3%→2.8%に改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (個別業績予想) 2026年3月期第2四半期(中間期)においては、売上高は概ね計画どおりに推移いたしましたが、営業利益は建築工事における採算性の改善、設計変更の獲得等により、前回予想を7億円上回りました。営業利益の増加に伴い、経常利益は8億円、当期純利益は3億円上回りました。 以上を踏まえ、2026年3月期通期の業績予想については、売上高は概ね計画どおりに進捗する見込みですが、営業利益、経常利益、当期純利益は前回予想を上回る見込みです。(連結業績予想) 主に個別(当社)の業績予想の修正に伴い、連結業績を修正するものです。 当社は、中期経営計画2028に示したとおり、安定的な配当に向け、資本効率を意識し企業価値の向上を目指すことを経営の基本方針としています。 また、配当政策については配当性向50%程度とし、中長期的な成長にあわせ増配を実施する累進配当を導入しています。今回の通期業績予想を踏まえ、2026年3月期の配当につきましては、前回予想の130円から30円増配し、1株当たり160円に修正いたします。 なお、本件は2026年6月開催予定の第85回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定です。
