カーリットが続急伸、26年3月期利益・配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感
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カーリット<4275.T>が続急伸し1991年6月以来約34年5カ月ぶりの高値をつけている。12日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、営業利益を31億円から35億円(前期比14.9%増)へ、純利益を27億円から28億5000万円(同10.9%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を36円から38円(前期36円)へ引き上げており、これを好感した買いが入っている。 売上高は390億円から380億円(同2.9%増)へ下方修正したが、上期において国内市場の需要が堅調だったことに加え、適正価格の反映などの営業努力や一般管理費などのコスト削減効果により、化学品セグメントの化薬分野、電子材料分野及びセラミック材料分野が伸長したことが利益を押し上げる。また、金属加工セグメント及びエンジニアリングサービスセグメントが伸長していることも寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高177億6300万円(前年同期比1.6%減)、営業利益15億400万円(同25.9%増)、純利益11億4900万円(同20.8%増)だった。 また、あわせて上限を50万株(自己株式を除く発行済み株数の2.16%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は11月13日から来年2月27日までで、取得した全株式は3月27日付で消却される予定だ。 出所:MINKABU PRESS
