黒田精、今期経常を一転90%減益に下方修正、配当も10円減額
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黒田精工 <7726> [東証S] が11月12日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。26年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→4000万円(前期は4億1900万円)に92.0%下方修正し、一転して90.5%減益見通しとなった。 同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1億3000万円の黒字→8800万円の赤字(前年同期は3億0800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→20円(前期は20円)に大幅減額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 第2四半期(中間期)当中間連結会計期間における当社グループの売上高は,予想を上回る長期間に亘る駆動システム商品の受注低迷、世界的なEV減速の影響を受けた車載用モーターコア金型の売上減少、中国のレアアース(希土類)の輸出規制により磁石の入荷が停止し当該部品を使用する車載用モーターコアの売上が大幅に減少したこと等により、当初の計画を下回る見込みとなりました.利益面においては売上高減少に加え、ドイツ子会社の損失額が拡大したこと等により連結営業利益、連結経常利益とも損失計上の見通しとなりました。また親会社株主に帰属する中間純利益につきましては投資有価証券売却益286百万円を計上したものの当初計画を下回る見通しとなりました。以上のことから業績予想を上記のとおり修正いたします。通期通期業績予想につきましては、磁石の輸入再開により金型セグメントにおける車載用モーターコアが売上に貢献する見込である一方で入荷は依然として不安定であることに加え、回復を見込んでいた駆動システム商品の半導体・液晶関連設備向け商品の受注が依然と低迷しており、更にドイツ子会社の業績低迷が継続している状況である等を考慮し、売上高、各利益において当初発表数値を下回る見込みとなったことから上記のとおり修正いたします。 2)修正の理由当社の配当政策は、企業体質強化のための内部留保の充実を勘案しつつ、業績に裏付けられた安定的な配当を継続して行うことを基本方針としております。当期より株主の皆様への利益還元をより機動的に実施可能とするために、取締役会の決議により中間配当が可能になるように制度を変更致しました。11月13日開催予定の取締役会の決議により1株当たり10円00銭を創業100周年記念配当金として中間配当をいたします。期末配当につきましては、上記の業績予想の修正を受けて、1株当たり10.00円を予定することといたしました。※上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
