鶴見製、7-9月期(2Q)経常は黒字浮上
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鶴見製作所 <6351> [東証P] が11月12日後場(14:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比56.7%増の58.2億円に拡大し、通期計画の113億円に対する進捗率は51.6%に達し、5年平均の45.2%も上回った。 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比19.2%減の54.7億円に減る計算になる。 同時に、今期の年間配当を従来計画の41円→42円(前期は1→2の株式分割前で54円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は34.8億円の黒字(前年同期は0.8億円の赤字)に浮上したが、売上営業利益率は前年同期の16.7%→13.5%に低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年10月1日、当社のさらなるグローバル事業拡大を目的として、チリ共和国に現地法人「TsurumiPumpLatinAmericaSpA」を、タイ王国に東南アジア(液封式真空ポンプ)駐在員事務所「SoutheastAsia(LiquidRing)RepresentativeOffice」を開設いたしました。 チリ共和国での現地法人設立は、当社にとって初となる南米地域への進出となります。同国の主要産業である鉱山市場の開拓に加え建設市場や水処理市場など、社会インフラへの当社の主力製品である水中ポンプによる貢献を通じて、南米でのシェア拡大に努めてまいります。 タイ王国では2007年の現地法人設立以来、水インフラ関連市場を中心に売上を拡大しております。今回新たに開設するタイ駐在員事務所では、当社の液封式真空ポンプや圧縮機を通して、石油化学分野、発電及び再生可能エネルギー分野を中心とした多様な市場開拓を進めます。このたびの両国における新規拠点の開設は、それぞれの国を基盤としつつ、周辺諸国への事業拡大も視野に入れたものです。 この取り組みは、中期経営計画「Transformation2027」の基本方針の一つである「深化~既存事業の深掘り~」におけるグローバル事業拡大の一環であり、強い意志をもって当社製品のシェア拡大と、次の100年に向けた事業成長を企図するものです。 これを記念し、期末配当につきまして1株当たり1円の記念配当を実施いたします。これにともない期末配当額は直近の配当予想額に1株当たり1円を加算し16円とさせていただきたく存じます。当社では、株主の皆様に対する配当に関しまして、長期的な視野に立った積極的な事業展開に備えたキャッシュ・フローを確保しつつ、株主還元として安定配当を行うことを資本政策の基本的な考え方としております。今後も、当社は社会インフラに必要とされる製品づくりを通じて皆様のご期待に沿えるように製品供給に万全な体制を整備し、社会貢献を図ってまいります。
