アジアパイル、今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
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アジアパイルホールディングス <5288> [東証P] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の54.4億円に急拡大した。 併せて、通期の同利益を従来予想の68億円→90億円(前期は38.7億円)に32.4%上方修正し、増益率が75.6%増→2.3倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比49.2%増の35.5億円に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の48円→50円(前期は45円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の24.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.8%→9.7%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2026年3月期第2四半期(中間期)の連結業績については、国内事業・海外事業の各セグメント共に、前年同期比で大幅に増収・増益となりました。国内事業においては、依然として厳しい競争環境にあるものの、事業基盤強化を図るべく大径・大規模工事へのシフトを継続して推進しており、下期完工予定のいくつかの超大型物件についても、本格化はこれからですが、既に当期に着工となっております。海外事業において、ベトナムでは政府による積極的な公共投資拡大や民間投資の復調等を背景に、高い経済成長率を維持しており、工場稼働率の改善や大型案件の受注増も伴って、事業収支は大きく改善しています。これらを踏まえ、足元の受注状況や工事進捗状況等も鑑み、通期業績を上記記載のとおり上方修正するものです。 当社は、持続的な企業価値向上・事業展開とともに、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置付け、安定した配当実施を基本方針としています。 上記方針のもと、今回の2026年3月期通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想を1株当たり2円増額し、26円に修正いたします。これにより、年間配当予想は、1株当たり50円となります。(注) 本資料に記載されている予想値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
