大成建、今期経常を一転13%増益に上方修正、配当も100円増額

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決算

 大成建設 <1801> [東証P] が11月11日後場(13:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比68.7%増の839億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の1050億円→1520億円(前期は1345億円)に44.8%上方修正し、一転して13.0%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比19.7%減の680億円に減る計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の150円→250円(前期は210円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比97.6%増の427億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.4%→9.0%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)個別業績予想の修正理由   売上高は、国内の土木事業において大型工事が順調に進捗することから、前回予想を200億円上回る見込みです。   営業利益については、国内の土木事業及び建築事業における追加・変更工事の獲得及び原価低減に伴う利益率  改善を主因とした売上総利益の増益により、人件費の増加などによる販売費及び一般管理費の増加を吸収し、  380億円の増益となる見込みです。   また、営業利益の増益に伴い、経常利益は380億円の増益となり、政策保有株式縮減の進捗により、当期純利益  は510億円の増益となる見込みです。   なお、完成工事総利益率は、13.1%(土木21.0%・建築10.0%)となる見込みです(前回予想10.3%(土木18.2%・  建築7.3%))。(2)連結業績予想の修正理由   個別業績予想の修正に加え、国内子会社の業績が総じて順調に推移していること及び東洋建設株式会社を新た  に連結子会社化したことなどから、売上高及び各利益を修正するものです。

  当社は、財務規律の保持と成長投資枠の優先的な確保を図りつつ、長期的な安定配当を前提とした下限付き配当性向30%に加え、財務政策に基づく機動的な自己株式取得等の株主還元を行うことを基本方針としております。 当期の中間配当金につきましては、業績予想の修正を踏まえ、前回予想から1株当たり50円増配の125円といたしました。なお、期末配当予想につきましても、前回予想から1株当たり50円増配の125円を予定しております。 これにより、年間配当予想は、修正予想の連結当期純利益に対する配当性向30%である1株当たり250円(前回予想から100円増配)を下限として設定し、業績が予想を上回る場合には、配当性向30%に基づき配当予想を上方修正いたします。

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