明日の為替相場見通し=ドル高地合いのなかで米議会動向を注視

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為替

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、ドル高地合いが継続する見込みだ。予想レンジは1ドル=153円50銭~154円50銭。

 米国政府機関の閉鎖終結に向けた議会の動きが表面化している。9日にはつなぎ予算の採決のための動議が可決され、株式市場では投資家のリスク選好姿勢が強まった。ただ1ドル=154円を上回る水準では上値の重さが意識される。政府機関の閉鎖による影響で雇用統計など重要な米経済指標の発表が見送られており、その内容を見極めたいとの姿勢も広がっている。一方で、高市政権による拡張的な財政政策への思惑から、円高観測も薄れつつある。やや膠着感の強い局面が見込まれるなかにあって、マーケットでは米議会の動向を注視する流れが続きそうだ。

 今晩は欧米では目立った経済指標の発表がない。米国では3年債入札が予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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