インタートレ、前期最終を一転赤字に下方修正
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インタートレード <3747> [東証S] が11月10日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年9月期の連結最終損益を従来予想の1000万円の黒字→1億4500万円の赤字(前の期は9700万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4900万円の黒字→1億0600万円の赤字(前年同期は1億1700万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年9月期の通期の業績予想について、当社の主力事業である証券会社向けディーリングシステム関連の売上は、2024年11月に東京証券取引所においてarrowhead4.0が運用を開始したことにより、エンハンス対応の受注により堅調に推移しましたが、新たな事業領域として注力しているデジタルアセットマーケッツが展開しているWEB3関連事業において計画に遅れが生じました。それにより当社が期待していた収益を上げることができず、期初計画が未達となる見込みです。また、ヘルスケア事業においては、期初に取得を目指していた『ITはなびらたけ』製品の機能性表示食品の届出番号の取得が2025年3月に延伸し、さらに7月に新製品を市場に投入するまでのリードタイムの間に旧製品の買い控えにより、期初計画が未達となる見込みです。それにより、売上高は期初計画の15.0%減収の1,836百万円となる見込みです。営業損失は、減収による減益をカバーすることができず、営業損失は8百万円、経常損失は、デジタルアセットマーケッツの事業計画の遅れによる持分法投資損失の増加により、213百万円の経常損失となる見込みです。結果として、2025年9月期の親会社株主に帰属する当期純損失は、減収の影響、持分法投資損失の増加により、持分変動利益を計上し減益の幅は抑えられるものの、145百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となる見込みです。
