株価指数先物【昼】 +1σ接近では戻り待ちのショートが入りやすい

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比500円高の5万0810円(+0.99%)前後で推移。寄り付きは5万0760円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万0410円)を大きく上回る形で、買いが先行した。現物の寄り付き直後には5万0470円まで上げ幅を縮めたが、押し目狙いのロングが優勢となり、5万0600円~5万0800円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを上抜くと、一時5万0970円まで上げ幅を広げている。

 米政府機関の閉鎖が長期化するなかで、上院の民主党議員の一部に歩み寄りの姿勢がみられると報じられており、ショートカバーを交えたロングが優勢になっているようである。ただし、終盤にかけての上昇でボリンジャーバンドの+1σ(5万0950円)を捉えてきたことで、ここからは戻り待ち狙いのショートが意識されて強弱感が対立しやすいだろう。

 指数インパクトが大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が買われ、日経平均株価を牽引している。後場は明日に決算発表を控えているソフトバンクグループを睨んでの展開になりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で15.35倍に上昇した。前週末に一時15.16倍まで下げて支持線として意識される25日移動平均線(15.12倍)水準まで調整したことで、いったんリバランスが入りやすいタイミングである。ただし、+1σ(15.42倍)接近ではNTロングの巻き戻しに向かわせる可能性は想定しておきたい。

株探ニュース

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