話題株ピックアップ【昼刊】:大阪ソーダ、メルカリ、オリンパス

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■大阪ソーダ <4046>  1,889円   +271 円 (+16.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 大阪ソーダ<4046>は急伸。前週末7日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を据え置いた一方、純利益を123億円から135億円(前期比30.7%増)へ上方修正すると発表した。エピクロルヒドリンの市況改善や投資有価証券売却益の計上が寄与する見通し。配当予想も20円から25円(株式分割考慮ベースで前期19円)に増額した。あわせて、取得上限500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.0%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月10日~来年1月30日。このうち、10日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で50万9000株を取得した。これらが好感され買いを集めている。

■メルカリ <4385>  2,550円   +326 円 (+14.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 メルカリ<4385>が急騰。同社は前週末7日の取引終了後、26年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比10.1%増の494億4000万円、営業利益は同2.0倍の88億9400万円、最終利益は同70.0%増の49億8700万円だった。大幅な増益で着地したことを好感した買いが入ったようだ。国内フリマ取引のマーケットプレイス事業で流通取引総額が拡大。フィンテック事業では「定額払い」が持続的に成長したほか、「分割払い」の利用がメルカリ内外で大きく増加した。米国事業ではマーケティング施策などの順調な進捗により、流通取引総額は8月からプラス成長に転じ、増収増益となった。

■アルファシステムズ <4719>  4,135円   +500 円 (+13.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 アルファシステムズ<4719>が急反発し、年初来高値を更新している。前週末7日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の単独決算を発表した。売上高が195億7000万円(前年同期比7.9%増)、営業利益が23億7500万円(同12.5%増)、最終利益が同14.3%増の16億8600万円だった。業況を評価した買いが入ったようだ。9月中間期はオープン技術を用いて業務システムやビジネスシステムのソフトウェア開発に取り組むオープンシステムが牽引。基幹業務システム関連が伸びた流通・サービス、決済中継システムや金融系クラウド基盤関連の売り上げが伸びた金融などがトップラインの拡大に寄与した。4~9月期の受注高は前年同期比で11.5%増となった。

■日神GHD <8881>  682円   +72 円 (+11.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 日神グループホールディングス<8881>は急伸。前週末7日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を840億円から850億円(前期比11.5%増)へ、営業利益を38億円から53億円(同53.7%増)へ上方修正すると発表した。建設事業セグメントで特命方式(提案型)の比率上昇に伴って大幅に利益率が向上したため。これを好感した買いが集まっている。

■洋缶HD <5901>  3,784円   +393 円 (+11.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 7日に決算を発表。「上期経常は81%増益で上振れ着地」が好感された。
 東洋製罐グループホールディングス <5901> [東証P] が11月7日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比81.4%増の334億円に拡大し、従来予想の260億円を上回って着地。

■カチタス <8919>  2,828円   +285 円 (+11.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 カチタス<8919>が3日続伸となっている。同社は7日取引終了後、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の162億円から178億円(前期比25.2%増)に引き上げた。売上高予想も1460億円から1475億円(同13.9%増)に上方修正。新築住宅の取引価格が高騰するなか、グループが提供する中古住宅の価格競争力が向上していることが主な要因だとしている。また、中間配当と期末配当をそれぞれ従来計画比4円増額の39円にすることもあわせて発表。これにより年間配当は78円(前期は56円)となる。

■物語コーポレーション <3097>  4,305円   +385 円 (+9.8%)  11:30現在
 物語コーポレーション<3097>が続急伸している。前週末7日の取引終了後に発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高355億9900万円(前年同期比19.6%増)、営業利益27億3300万円(同15.6%増)、純利益19億1800万円(同45.8%増)と2ケタ増収増益となったことが好感されている。平日夜・ランチ帯を中心とした来客数の減少により焼肉業態の既存店売上高は前年割れとなったものの、商品・サービス力の強化を軸に価格改定を実施したラーメン業態の既存店売上高が前年同期比6.9%増と大きく伸長したことが業績を牽引した。また、海外16店舗を含む30店舗の新規出店も寄与した。なお、26年6月期通期業績予想は、売上高1471億5900万円(前期比18.7%増)、営業利益107億7100万円(同16.5%増)、純利益74億1600万円(同20.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■オリンパス <7733>  2,054円   +182.5 円 (+9.8%)  11:30現在
 オリンパス<7733>が大幅続伸している。前週末7日の取引終了後、約2000ポジションの削減が含まれる「グローバル人員最適化プログラム」の実施を決議したと発表した。26年3月期から開始され、27年3月期に効果の大部分が実現する予定。実施前と比べ年間約240億円のコスト削減が見込まれるとしていることから、収益力強化に向けた取り組みが進むとの見方が優勢になっているもようで、買いが入っている。あわせて27年3月期から始まる経営戦略を開示した。売上高成長率は27年3月期に3%、28年3月期に4%、29年3月期に5%と毎年約1ポイントの改善を目指す。加えて、26年3月期を起点に営業利益率は年率約1ポイントの改善、EPS(1株利益)は年率平均成長率(CAGR)で10%超を目標にする。同時に公表した26年3月期第2四半期(4~9月)の連結決算は、売上高が4543億5000万円(前年同期比4.2%減)、最終利益が291億8700万円(同40.4%減)だった。消化器内視鏡ソリューション事業、サージカルインターベンション事業ともに減収。更に米国関税の引き上げやセールスミックスの変化、研究開発費の増加などが利益を押し下げた。

■アイフル <8515>  498円   +44 円 (+9.7%)  11:30現在
 アイフル<8515>が急反発し年初来高値を更新している。前週末7日の取引終了後に集計中の9月中間期連結業績について、売上高が従来予想の1027億円から1044億円(前年同期比14.4%増)へ、営業利益が116億円から167億円(同84.8%増)へ、純利益が91億円から126億円(同75.3%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。堅調な資金ニーズを背景にローン事業やクレジット事業、信用保証事業が順調に拡大したことに加えて、回収環境の良化による貸倒関連費用のほか、人件費などの一般管理費が計画比で減少した。

■IDEC <6652>  2,446円   +181 円 (+8.0%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「上期経常が99%増益で着地・7-9月期も2.4倍増益」が好感された。
 IDEC <6652> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比98.8%増の29億円に拡大し、通期計画の50.2億円に対する進捗率は57.9%に達し、5年平均の49.9%も上回った。

■FUJI <6134>  3,129円   +229 円 (+7.9%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「今期経常を23%上方修正」が好感された。
 FUJI <6134> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比41.4%増の102億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の185億円→228億円(前期は153億円)に23.2%上方修正し、増益率が20.7%増→48.7%増に拡大する見通しとなった。

■東京計器 <7721>  6,150円   +440 円 (+7.7%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正」が好感された。
 東京計器 <7721> [東証P] が11月7日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比29倍の8.2億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の39.1億円→40.6億円(前期は50億円)に3.8%上方修正し、減益率が21.8%減→18.8%減に縮小する見通しとなった。

■マネックスグループ <8698>  743円   +53 円 (+7.7%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「7-9月期(2Q)最終は71%増益、今期配当を0.2円増額修正」が好感された。
 マネックスグループ <8698> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比12.3%増の45.4億円に伸びた。同時に、今期の年間配当を従来計画の30.4円→30.6円(前期は40.3円)に増額修正した。

■平田機工 <6258>  2,108円   +143 円 (+7.3%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「上期経常が85%増益で着地・7-9月期も2.4倍増益」が好感された。
 平田機工 <6258> [東証P] が11月7日大引け後(15:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比85.0%増の50.1億円に拡大し、通期計画の82億円に対する進捗率は61.1%に達し、5年平均の50.3%も上回った。

■日本空港ビルデング <9706>  5,059円   +289 円 (+6.1%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 日本空港ビルデング <9706> [東証P] が11月7日大引け後(16:30)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.2%増の203億円となり、従来の4.6%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の385億円→399億円(前期は357億円)に3.6%上方修正し、増益率が7.8%増→11.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■大同信号 <6743>  715円   +100 円 (+16.3%) ストップ高   11:30現在
 大同信号<6743>がストップ高の715円に上昇し1994年8月以来31年3カ月ぶりの高値となっている。前週末7日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を240億円から244億円(前期比11.3%増)へ、営業利益を13億円から18億円(同56.2%増)へ、純利益を8億5000万円から13億円(同15.7%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を15円から25円(前期15円)へ引き上げたことが好感されている。主な顧客である鉄道事業者における設備投資の回復基調継続などを背景に受注環境が改善していることに加えて、原価低減の取り組みが寄与する。また、投資有価証券売却益5300万円を計上することなども最終利益を押し上げる。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高113億1900万円(前年同期比18.3%増)、営業利益9億3700万円(同2.6倍)、純利益7億500万円(同8.5%減)だった。電子連動装置、ATC(自動列車制御装置)などのシステム製品や、軌道回路、リレーなどのフィールド製品が伸長し業績を牽引した。

■ソネック <1768>  1,360円   +300 円 (+28.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ソネック<1768>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1360円でカイ気配となっている。同社は前週末7日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比36.9%増の88億700万円、最終利益は同6.7倍の5億4500万円となった。売上高と各利益は計画に対して上振れして着地したほか、期末一括配当予想を従来の見通しから20円増額して50円(前期比20円増配)に修正しており、ポジティブ視された。建設事業における工事が順調に進捗したほか、原価が安定し工事原価の採算も改善した。

■I-ne <4933>  1,555円   +300 円 (+23.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 I-ne<4933>はカイ気配スタート。前週末7日取引終了後、25年12月期の配当予想を13円50銭から15円(前期13円)に増額修正すると発表した。株主への利益還元を強化するため。また、株主優待制度の拡充も明らかにした。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、現行では保有株数に応じて自社サイトで使用可能なポイント(2000円・1万4000円相当)を贈呈しているが、これをデジタルギフト(1万円・2万円分)に変更する。今年から実施する。これらが好感され買いを呼び込んでいる。あわせて第3四半期累計(1~9月)連結決算を発表し、売上高は343億6500万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は22億700万円(同25.4%減)だった。「スキンケア他カテゴリー」が大幅に伸長したほか、オンライン売上高も成長。昨年実施した大型M&A2件の償却費計上により、利益は押し下げられた。

■セントケア <2374>  970円   +150 円 (+18.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 セントケア・ホールディング<2374>がカイ気配スタート。同社は前週末7日の取引終了後、創業家の資産管理会社の子会社がセントケアに対し、非公開化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。MBO(経営陣が参加する買収)の一環で、TOB価格は1株1220円。セントケアの株価はTOB価格にサヤ寄せをしている。買付予定数の下限は456万7800株で、上限は設定しない。買付期間は10日から12月22日まで。TOB成立後、所定の手続きを経てセントケアは上場廃止となる見通し。セントケアはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募の推奨を行った。東京証券取引所は7日、セントケアを監理銘柄(確認中)に指定している。

●ストップ高銘柄
 TOWA <6315>  2,599円   +500 円 (+23.8%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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