五洋建が大幅反発、上期営業利益71%増と450万株を上限とする自社株買い発表を好感

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 五洋建設<1893.T>が大幅反発し、1996年5月以来29年6カ月ぶり高値となっている。前週末7日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算が、売上高3789億6600万円(前年同期比15.5%増)、営業利益258億3700万円(同71.1%増)、純利益171億3400万円(同73.3%増)と大幅増益となったことが好感されている。

 国内土木が大型港湾工事などの順調な進捗により売り上げを伸ばしたことに加えて、設計変更などによる工事採算の改善があり業績を牽引。国内建築や海外建設における豊富な手持ち工事の進捗も寄与した。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高7270億円(前期比0.1%減)、営業利益395億円(同82.0%増)、純利益250億円(同2.0倍)の従来見通しを据え置いている。

 同時に、上限を450万株(自己株式を除く発行済み株数の1.63%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は11月10日から来年3月31日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図るためとしている。

出所:MINKABU PRESS

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