メガチップスの26年3月期は一転最終増益へ、期末一括配当予想は70円増額修正
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メガチップス<6875.T>は7日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。最終益予想を前回予想の40億円から90億円(前期比67.5%増)に引き上げた。最終益は減益予想から一転し増益を見込む。同時に期末一括配当予想は70円増額の210円(前期は140円)へ上方修正した。保有するSiタイム<SITM>の一部株式の売却益について当初は35億円を見込んでいたが、110億円を計上する見通しになったことを反映した。今回40~50万株を売却する。 9月中間期は売上高が213億2800万円(前年同期比14.2%減)、営業利益が10億2800万円(同42.2%減)、最終利益が3億9800万円(同87.0%減)だった。ASIC(顧客専用LSI)事業が前年同期を下回って推移した。為替差損なども利益を押し下げた。 メガチップスは中長期経営計画方針も公表した。PBR(株価純資産倍率)1倍超の早期実現を図る。また、30年度にROE(自己資本利益率)8%以上、売上高900億円(26年3月期予想は420億円)の達成、同社によるSITM株式の持ち分比率を5%まで縮減することを目指す。 出所:MINKABU PRESS
