外為サマリー:財政拡張が意識され153円30銭台に持ち直す

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為替

 7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=153円35銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭程度のドル安・円高となっている。

 米民間再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが6日発表した調査で米労働市場の減速が示唆され、同日の米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが先行した。ただ、153円割れの水準では押し目買い意欲が強く、朝方に152円81銭まで軟化したあとは下げ渋る展開。一時1200円以上下落した日経平均株価が下げ幅を縮小したことや、時間外取引で米長期金利が上昇したことが下支えとなった。加えて、高市早苗首相が衆院予算委員会で「単年度での基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)黒字化目標を取り下げる」ことを表明し、財政拡張が意識されたことも円売りにつながり、午後2時50分すぎには153円30銭台に持ち直した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1534ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0025ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=176円88銭前後と同20銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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