小野建、今期経常を23%下方修正
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小野建 <7414> [東証P] が11月7日後場(15:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比47.9%減の19.7億円に落ち込み、従来予想の29億円を下回って着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の60億円→46億円(前期は69億円)に23.3%下方修正し、減益率が13.1%減→33.4%減に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比15.5%減の26.2億円に減る計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比51.7%減の7.3億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.3%→1.2%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当第2四半期(中間期)においては、当社グループの主力販売商品である鉄鋼商品に関して、需要が低調に推移する環境下で、鉄鋼商品市況が想定より若干弱含みで推移し、かつ、販売数量も減少したことから減収となりました。利益面におきましては鉄鋼商品の販売数量の減少に伴い販管費内の運賃が若干減少しましたが、鉄鋼商品の販売数量の減少により売上総利益が減少したことから減益となりました。 2026年3月期通期業績予想につきましては、鉄鋼商品販売事業における事業環境は大きく好転することは想定しにくいことから、鉄鋼商品販売数量は伸び悩むことを見込んでおります。 以上のことから2025年5月15日公表の通期業績予想について修正いたします。 なお、個別業績予想につきましても、同様の理由から下方修正いたします。 当社といたしましては、今後も中長期を見据え持続的な業績向上の為に、拠点整備を積極的に進めるとともに既存の各拠点の加工設備の新増設も行い、継続的に販売数量の確保と鉄鋼商品市況に左右されにくい安定した収益向上を進める所存であり、配当につきましては期初計画通りとしております。
