外為サマリー:リスク回避のドル売り・円買いで153円20銭台に軟化

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為替

 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円24銭前後と前日の午後5時時点に比べ35銭程度のドル安・円高となっている。

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円67銭前後と前日に比べ55銭程度のドル安・円高で取引を終えた。為替介入を警戒したドル売り・円買いは一巡したものの、米株安や米金利低下が重荷となり戻りは鈍かった。

 この日の東京市場でドル円相場は、朝方に153円70銭台に強含む場面があった。日銀が公表した9月18~19日開催分の金融政策決定会合議事要旨で、何人かの委員が「通商政策などが内外の経済・物価に及ぼす影響を見極める必要があるため、現在の金融政策運営を維持することが適当である」との見方を示していたことが分かり、日銀は追加利上げに慎重と受け止められたようだ。とはいえ、日経平均株価の下げ幅が広がるにつれてリスク回避目的のドル売り・円買いが強まり、午前9時50分すぎには153円20銭台まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1484ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=175円98銭前後と同1円05銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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