商船三井、今期経常を11%下方修正、配当は25円増額
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商船三井 <9104> [東証P] が11月4日昼(12:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比54.3%減の1146億円に大きく落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の1700億円→1520億円(前期は4197億円)に10.6%下方修正し、減益率が59.5%減→63.8%減に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比77.8%減の373億円に大きく落ち込む計算になる。 同時に、今期の年間配当を従来計画の175円→200円(前期は360円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比56.2%減の623億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.5%→7.9%に低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社は、持続的な企業価値向上、株主価値最大化を図るべく、商船三井グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」の Phase 1(2023~2025 年度)において、中長期的な安定収益に資する事業への戦略的投資と、配当を通じた株主の皆様への直接的な利益還元を基本方針としています。本日発表の 2026 年3月期通期連結業績予想は 2025 年8月1日発表値から下方修正することとなりましたが、Phase 1 期間で実行した安定収益資産への投資から期待できる安定したキャッシュフローと強固な財務体質を背景に今後も成長が見込めること、及び足元の株価水準等を考慮し、期末配当予想を引き上げることといたしました。これにより、期末配当予想を前回予想から 1 株当たり 25 円増配の 115 円、中間配当の 85 円と合わせて年間配当予想を 200 円に上方修正いたしました。
