扶桑化学が続騰し上場来高値を更新、26年3月期最終益は一転増益予想で配当も増額

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 扶桑化学工業<4368.T>は続騰し上場来高値を更新している。前週末10月31日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の727億円から755億円(前期比8.6%増)、営業利益予想を140億円から175億円(同7.8%増)、最終利益予想を94億円から122億円(同5.0%増)に引き上げた。各利益は減益予想から一転増益を見込む。同時に年間配当予想を中間・期末各38円の年76円から中間・期末各41円の年82円(前期は73円)に増額した。業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。

 9月中間期は前回予想から上振れて着地した。AI用途を中心に半導体市場向けのコロイダルシリカの販売が好調に推移。為替レートが想定よりも円安に推移したことや法人税率の低い在外子会社での利益が増え見積実効税率が下がったことも業績を押し上げた。今後もコロイダルシリカの販売増加が継続すると見込んでおり、通期業績予想に織り込んだ。

出所:MINKABU PRESS

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