ガイシが大幅3日続伸、26年3月期売上高・営業利益の上方修正と配当予想の増額を好感

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 日本ガイシ<5333.T>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。10月31日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を6300億円から6500億円(前期比4.9%増)へ、営業利益を750億円から850億円(同4.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各33円の年66円から中間・期末各38円の年76円へ引き上げたことが好感されている。

 上期において、自動車関連製品の出荷が関税率引き上げを意識した駆け込み需要などにより増加したほか、産業プロセスの工事案件売り上げ計上も重なり、エンバイロメント事業の売上高が増加したことや、デジタルソサエティ事業の半導体製造装置用製品で、一部客先の在庫積み増しにより出荷が増加したこと、更に円安効果などで売上高・利益が計画を上回って着地したことが要因。下期は、米国関税政策の影響で自動車関連製品の需要減や、半導体製造装置用製品の在庫積み増しの需要剥落が予想されるほか、NAS電池事業の製造・販売終了に伴う損失を見込むものの、売価改定や政策保有株式の縮減による売却益などを織り込み、売上高・営業利益を上方修正し、純利益を550億円(同0.1%増)の従来見通しを据え置いた。

 なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高3262億400万円(前年同期比9.3%増)、営業利益487億円(同22.7%増)、純利益238億7000万円(同7.7%減)だった。

出所:MINKABU PRESS

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