10万円以下で買える、財務健全&低PBR 33社【スタンダード】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証スタンダード上場企業では751銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が65%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる33社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは10月31日現在)

 10月31日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

          最低投資 株主資本    
コード 銘柄名      金額   比率   PBR
<7908> KIMOTO  26000   82.3  0.61
<7455> パリミキHD  34000   74.0  0.60
<5282> ジオスター   34200   67.9  0.45
<6165> パンチ     40600   67.2  0.54
<5363> TYK     55300   68.7  0.59
<3512> フエルト    59300   80.1  0.50
<8127> ヤマトインタ  60700   74.3  0.72
<4620> 藤倉化     61700   69.1  0.44
<1914> 日基技     63300   70.8  0.52
<7551> ウェッズ    63400   66.6  0.59

<9067> 丸運      63800   68.7  0.73
<6482> YUSHIN  64500   86.3  0.63
<8018> 三共興     67500   73.5  0.51
<7885> タカノ     75100   84.9  0.36
<3571> ソトー     76100   74.9  0.65
<7266> 今仙電機    77900   68.3  0.33
<3361> トーエル    80200   79.2  0.74
<6091> ウエスコHD  81500   76.5  0.68
<8841> テーオーシー  81500   87.6  0.71
<6262> ペガサス    82500   69.9  0.67

<6930> 日本アンテナ  82800   86.3  0.55
<7636> ハンズマン   83300   70.5  0.63
<6848> 東亜DKK   83800   77.1  0.77
<8118> キング     86500   87.5  0.62
<7871> フクビ     88000   68.9  0.48
<5909> コロナ     90300   73.5  0.35
<6882> 三社電機    90500   72.7  0.51
<5951> ダイニチ工業  91900   89.7  0.53
<6488> ヨシタケ    94000   84.3  0.70
<9414> BS11    95100   90.7  0.69

<5464> モリ工業    96100   80.0  0.65
<4231> タイガポリ   96900   71.8  0.45
<3955> イムラ     98100   71.5  0.56

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配の銘柄は除いた。

株探ニュース

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