日進工具、今期経常を24%下方修正

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決算

 日進工具 <6157> [東証P] が10月31日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8%減の7.8億円に減り、従来の13.0%増益予想から一転して減益で着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の17.5億円→13.3億円(前期は17.7億円)に24.0%下方修正し、減益率が1.6%減→25.2%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比43.3%減の5.4億円に落ち込む計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比19.2%減の3.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の19.9%→16.0%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当中間連結会計期間において、当社グループ製品の主要需要先である自動車関連では、米国関税政策が一時的に不透明になったことから、特に輸出向け金型関連が大きな影響を受けました。さらに、新車開発案件も想定より回復しなかったため、当初予想より売上が伸びず、中間期における業績は減収減益となりました。 下期にかけても国内における自動車関連の需要は大きく好転しない見込みとなっております。また、好調に推移している中華圏向けにおいては、中国国内で政府からの自国製工具への切り替え圧力が強まっていることから、今後中国向け売上の下振れが懸念されます。加えて、原材料の値上がりや賃上げよる労務費の上昇等により製造コストは今後も高止まりする見込みとなっております。 したがいまして、通期業績予想につきましては、前回発表予想を下回るものと判断いたしました。 個別業績予想に関しましても、上記と同様の理由によるものであります。 なお、1株当たり15.0円とした期末配当予想についての修正はありません。

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