三谷産業、上期経常は96%増益で着地、今期配当を2円増額修正
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三谷産業 <8285> [東証S] が10月31日後場(14:00)に決算を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比96.0%増の22.8億円に拡大し、通期計画の29.5億円に対する進捗率は77.3%に達し、5年平均の34.4%も上回った。 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比55.1%減の6.7億円に大きく落ち込む計算になる。 同時に、今期の年間配当を従来計画の10円→12円(前期は10円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比75.8%増の15億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.9%→4.2%に改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社は、株主のみなさまに対する利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、継続的な安定配当を実施するとともに、企業体質の強化と将来の事業拡大に備えるため、必要な内部留保を確保していくことを基本方針としております。なお、当社は3年スパンでの中期経営計画を策定しており、外的・内的環境の変化に応じて必要な見直しを行っておりますが、中期経営計画の進捗状況を見極めつつ、継続的な安定配当を実施するために、内部留保のうち配当積立金について、年間配当金総額の3倍程度の水準を一つの目標とし確保してまいる所存であります。 上述の方針・考えを基本とする一方、本日別途開示しております「2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信」のとおり、2026年3月期第2四半期連結累計期間の業績については、売上高・各段階利益のいずれも過去最高となりました。現在も、業績予想の達成に向けて堅調に推移していることから、配当予想を上表のとおり修正することとし、第3四半期以降の連結業績が想定を上回る場合には、配当予想のさらなる見直しについて慎重に検討を行ってまいります。 なお、当社は、会社法第459条の規定に基づき、取締役会の決議によって剰余金の配当を行うことができる旨を定款に定めております。以上
