タカキタ、今期経常を35%下方修正
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タカキタ <6325> [東証S] が10月31日後場(13:00)に業績修正を発表。26年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億8800万円→2億5200万円(前期は3億9900万円)に35.1%下方修正し、減益率が2.8%減→36.8%減に拡大する見通しとなった。 なお、4-9月期(上期)の経常利益は従来予想の4000万円(前期は3億1000万円)を据え置いた。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 農業機械事業における国内売上高は、前回公表の通期業績予想において耕畜連携・循環型農業や食料自給力の向上に寄与するエサづくり関連作業機の拡販、ならびにカーボンニュートラルに貢献する有機肥料散布機など土づくり関連作業機の増販により、一定の増収を見込んでおりました。しかしながら、主力の畜産・酪農分野における市況低迷が長期化しており、当中間会計期間においては、国産飼料の増産や人手不足対策に有効な新製品を投入したものの、投資意欲の回復には至らず、高額機械である牧草梱包作業機や細断型シリーズの販売が大きく減少し、全体の売上高を押し下げる要因となりました。また、海外売上高につきましても、特に韓国市場において、値上げ前の駆け込み需要の反動に加え、需要そのものの停滞の影響がでており、減収となっております。 下期以降の業績につきましては、除雪作業機の早期受注分の出荷、畜産クラスター事業への申請分の採択、米価高騰により機械投資意欲が旺盛な水田市場向けの肥料散布作業機の増販などを一定程度見込んでおりますが、国内外ともに主力市場の厳しい状況が継続することが想定されます。加えて、製造原価の上昇などの影響も慎重に精査した結果、業績予想を修正することといたしました。 これにより、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも、前回予想を下回る見通しとなっております。(注)上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は今後の様々な要因により予想値と異なる可能性があります。
