株価指数先物【昼】 +2σ到達でいったんリバランスも

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比560円高の5万2020円(+1.08%)前後で推移。寄り付きは5万1540円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1330円)を上回る形で、買いが先行して始まった。30日の米国市場ではハイテク株を中心に売りが広がり、主要な株価指数は下落した。ただし、引け後に発表した決算が市場予想を上回ったアマゾン・ドット・コムが時間外取引で大幅に上昇したことが支援材料になった。寄り付き直後につけた5万1530円を安値に、ショートカバーを交えたロング優勢の流れとなり、中盤にかけて5万2440円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は利益確定に伴うロング解消が入り、終盤にかけては5万2000円を挟んでの推移を継続。

 アドバンテスト<6857>[東証P]への資金流入が続いており、日経平均株価をけん引する形になった。そのほか、前日に決算を発表したコナミグループ<9766>[東証P]が17%を超える上昇となり、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが買われ、日経平均株価を押し上げている。一方で、ハイテク株への手当て買いのために他の銘柄を売る動きとなり、東証プライムの値下がり銘柄数は全体の過半数を占めている。 なお、5万2440円まで買われたことでボリンジャーバンドの+2σ(5万2350円)を突破する場面もみられた。いったんは達成感が意識されやすいと考えられ、利益確定に伴うロング解消が入りやすくなりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で15.67倍に上昇した。再び+2σ(15.69倍)を捉えてきており、NTロングに振れている。同バンドが抵抗となる可能性も考えられ、後場はリバランスの動きも意識しておきたい。

株探ニュース

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