小幅続伸、米中首脳会談を受けて売り買い交錯=NY原油概況

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先物

NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=60.57(+0.09 +0.15%)

 30日の米中首脳会談の内容を精査する市場参加者が多いなかで売り買いが交錯した。フェンタニル関税の10%引き下げや、中国がレアアースの新たな輸出規制を1年間先送りすることなど、米中貿易摩擦でわずかな歩み寄りはあったものの、敵対的な関税はほぼ維持され景気見通しの不透明感が残された。ただ、トランプ米大統領は次回の首脳会談に言及し、双方が対話を重ねていく見通しであることから衝突拡大は意識されず。約1時間半という限られた会談のなかで、ロシア産原油についても話し合われたが、中心的な話題ではなかったようだ。

 時間外取引で12月限は売り優勢で推移し、通常取引開始にかけて59.64ドルまで軟化した。その後は買い戻しからプラス転換すると、60.79ドルまで強含み。ただ、上値は伸びず、小幅高で引けた。

MINKABU PRESS

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