株価指数先物【昼】 半導体株の強い値動きでショートは仕掛けにくい
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日経225先物は11時30分時点、前日比70円高の5万1400円(+0.13%)前後で推移。寄り付きは5万0960円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1100円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。ただし、寄り付き直後につけた5万0930円を安値に、ショートカバーを交えたロング優勢の流れとなり、5万1580円まで上げ幅を広げた。中盤にかけて5万1070円まで軟化する場面もみられたが、終盤にかけて再びプラス圏を回復している。 アドバンテスト<6857>[東証P]が買い先行で始まったが、その後前日比変わらず水準まで上げ幅を縮めたことで、短期的なショートを誘う場面もみられた。ただし、アドバンテストはその後切り返したほか、東京エレクトロン<8035>[東証P]、レーザーテック<6920>[東証P]が日経平均株価を牽引しており、中盤にかけてショートカバーに向かわせる形だった。ただ、本日はソフトバンクグループ<9984>[東証P]とファーストリテイリング<9983>[東証P]の弱さが目立っているため、強弱感が対立しやすいだろう。なお、ディスコ<6146>は急落しているが、日経平均株価へのインパクトは22円程度である。 NT倍率は先物中心限月で15.58倍に低下した。前日には一時15.69倍まで切り上がり、ボリンジャーバンドの+2σ(15.54倍)を明確に上抜けたことで、いったんはNTロングを巻き戻す動きが意識されやすい面はあるだろう。ただし、+2σは15.61倍に切り上がっており、同バンドに沿ったトレンドではある。 株探ニュース
