米外為市場サマリー:米12月利下げ観測後退で一時153円00銭台に上伸

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為替

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円73銭前後と前日と比べて60銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円18銭前後と同5銭程度のユーロ安・円高だった。

 米連邦準備理事会(FRB)は29日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の予想通り政策金利を0.25%引き下げることを決めた。ただ、パウエルFRB議長が記者会見で「12月会合での利下げ決定は既定路線ではない」などと発言したことで、追加利下げ観測が後退するとともに米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、ドル円相場は一時153円06銭まで上伸した。とはいえ、日銀金融政策決定会合と欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を30日に控えていることから一段の上値追いには慎重で、ドル買い一巡後は模様眺めムードが広がった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1601ドル前後と前日に比べて0.0050ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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