「レアアース」が5位、米中対立の構図で関連銘柄への思惑錯綜<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「レアアース」が5位となっている。

 中国がレアアースの輸出管理を強化する動きに合わせ、トランプ米大統領はその報復として100%の追加関税を中国に賦課すると発表するなど、一時は両国の関係悪化が株式市場でも警戒されたが、今週30日に行われる米中首脳会談を控え足もとで関係はやや修復されている。中国側はレアアースの輸出規制を1年間延期し、米国側も100%の対中関税の発動を見送る方向にあることが伝わっている。

 しかし、今回はリスクオフの流れがいったん収まったとしても、中国の態度一つでレアアースの需給がタイト化することへの懸念は今後もつきまとうことになる。そうしたなか、南鳥島沖での採掘事業に参加し、レアアース泥を回収する作業に取り組んでいる東洋エンジニアリング<6330.T>の10月中旬以降の強烈な上昇トレンドは、同テーマに対するマーケットの関心の高さを如実に示しているといってよい。また、電子機器のデバイスに含有される貴金属いわゆる「都市鉱山」から、独自技術を使ってこれらを回収するビジネスを展開するアサカ理研<5724.T>も強い動きで投資マネーの熱い視線を浴びている。

 このほか、レアアース関連としては古河機械金属<5715.T>、三井海洋開発<6269.T>、AREホールディングス<5857.T>、松田産業<7456.T>、リネットジャパングループ<3556.T>、アルコニックス<3036.T>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

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