本日注目すべき【好決算】銘柄 メタウォータ、EMシステム、エンプラス (27日引け後 発表分)

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 10月27日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 メタウォータ <9551> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・5期ぶり最高益、配当も14円増額
 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の109億円→128億円に17.4%上方修正。増益率が9.5%増→28.6%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。受注高や海外子会社の業績が好調に推移していることを織り込んだ。プロジェクト進捗管理の徹底やコストダウンなどの施策を進めることも上振れにつながる。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の56円→70円(前期は50円)に増額修正した。

 サンテック <1960> [東証S]  ★上期経常を一転61%増益に上方修正
 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6億円→15.3億円に2.6倍上方修正。従来の減益予想から一転して60.8%増益見通しとなった。マレーシアにおけるデータセンターや半導体工場の工事などが増加し、売上高が計画を上回ることが寄与。原価低減の進展に加え、持ち分法による投資利益1.5億円を計上することも利益を押し上げる。

 セック <3741> [東証P]  ★上期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆26年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の8.5億円→8.8億円に4.6%上方修正。増益率が5.1%増→9.9%増に拡大し、従来の4期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。医療分野、交通分野、宇宙天文分野の開発が増加し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 EMシステム <4820> [東証P]  ★今期経常を39%上方修正、配当も4円増額
 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の31.5億円→43.8億円に39.2%上方修正。減益率が39.2%減→15.3%減に縮小する見通しとなった。オンライン資格確認システムの医療扶助への対応や電子処方箋の導入といった医療DXへの対応が想定より順調に進捗していることを反映した。
  業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の35円→39円(前期は35円)に増額修正した。

 エンプラス <6961> [東証P]  ★今期経常を一転1%増益に上方修正、配当も10円増額
 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の14億円→30億円に2.1倍上方修正。Semiconductor事業で大手GPUメーカー向けAIサーバー用ソケットの販売が好調に推移したほか、自動車用途で新規顧客を獲得したことなどを織り込んだ。
  併せて、通期の同利益も従来予想の30億円→55億円に83.3%上方修正。従来の減益予想から一転して1.0%増益見通しとなった。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の80円→90円(前期は70円)に増額修正した。

 三信電 <8150> [東証P]  ★上期経常を45%上方修正
 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の20億円→29億円に45.0%上方修正。増益率が4.0%増→50.8%増に拡大する見通しとなった。上期業績の上方修正は8月に続き、2回目。ソリューション事業で第3四半期以降に見込んでいた案件の一部が前倒しされたことが要因。

 ナガセ <9733> [東証S]  ★上期経常は3.3倍増益で着地、今期配当を50円増額修正
 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の22.4億円に急拡大して着地。受験塾を運営する教育事業で主力の高校生部門が引き続き堅調に推移したほか、昨年12月に買収したイトマンスポーツウェルネスの業績上積みなども寄与し、21.9%の大幅増収を達成した。
  併せて、期末一括配当を従来計画の100円→150円(前期は100円)に大幅増額修正した。創立50周年記念配当50円を実施する。期末配当利回りは7.43%に上昇。

株探ニュース

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