冨士ダイスが一時S高、新合金「サステロイ STN30」を開発

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 冨士ダイス<6167.T>が後場急動意し一時ストップ高の1015円に買われる場面があった。午後1時45分ごろ、鋼程度の比重、超硬合金と同等・鋼の4倍の耐摩耗性を実現し、レアメタルの使用量を大幅削減した新合金「サステロイ STN30」を開発したと発表しており、これを好感した買いが流入している。

 「サステロイ STN30」は軽量でありながら、超硬合金と同等の耐摩耗性を実現したほか、地政学的リスクが懸念されるタングステンとコバルトを極力減らした合金を作るというコンセプトからニオブカーバイドを主成分とし、より耐摩耗性を向上させたのが特徴。これらを生かし、耐摩耗性が求められる一方で重量のある超硬合金の使用が難しい分野である回転工具や混錬工具などでの利用が見込まれているという。なお、10月29~31日にポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「第8回[名古屋]オートモーティブワールド」に初出展される。

出所:MINKABU PRESS

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