【今週読まれた記事】加速するAI進化に対応、投資家の“必要条件”

投稿:

コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は10月18日から24日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 21日午後、国会で首相指名選挙が行われ、高市早苗氏が総理大臣に指名されました。自民党総裁選からこの日まで紆余曲折、市場も一喜一憂し大きく揺れましたが、高市政権の誕生で日経平均株価は急伸。週明け20日に史上初の4万9000円台乗せを果たすと、翌21日に一時4万9945円と、わずか一日で5万円を指呼の間に捉えました。ちなみに日経平均先物はこの日と翌22日に5万円にタッチしています。

 ただ、今週はこれがピークとなりました。高市総理誕生のご祝儀相場が終了し、一旦冷静に市場を見つめ直すフェーズに入ったようです。日経平均の25日移動平均線との乖離率を見て“過熱感”を測るのは、人気相場コラム「【植木靖男の相場展望】 ─過熱感が消えるまであと少し」の植木氏。今月初旬にあった高値からの下落時には乖離率が7.96%もあったことを指摘しています。24日現在、25日移動平均線からの乖離率は4.96%と依然として高い水準。5万円突破までは今少しの日柄調整が必要かもしれません。

 日本維新の会との連携により、「副首都構想」など同党が掲げる政策に関わる銘柄への投資が活発になるとみるのは「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 新政権の命運握る『維新の会』関連でイザ勝負!」の北浜氏。具体的な銘柄も複数挙げ多くのアクセスを獲得、今週のアクセスランキング3位を獲得しました。

 相場コラムは今週も大人気です。「実は、日本企業の潜在能力を評価しているのは、アメリカの巨大IT企業のトップ」と、米巨大テック企業が相次いで日本企業と接触している状況に言及した「【杉村富生の短期相場観測】 ─AIに続くのは量子コンピューター!」もトップ10入り。そのほか以下の記事も上位入りとなっています。どの記事もお見逃しなく。

  富田隆弥の【CHART CLUB】 日経平均5万円視野も、風雨が強まる高値圏
  需給の壺―株価指数オプション市場の需給分析―【若桑カズヲの株探ゼミナール】

  鈴木英之氏【日経平均は初の4万9000円台乗せ、新政権での一段高あるか】 <相場観特集>


 政局が一段落し、改めて視線を産業界へと移してみると、やはり最初に目に入るのはAIの進化。また、浸透度合いも一段と加速している現状です。この1週間だけでも、自律的思考を重ねて課題を解決するAIエージェントを搭載するサービスがいくつも発表されました。ロボット産業との融合、いわゆる「ロボティクスAI」はいま最も注目されている分野と言っても過言ではなく、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]がスイスABB社のロボット事業を8000億円で買収したことは大きなニュースとなりました。もはや単なるチャット相手ではなくなったAIの進化を追うことは投資家の必要条件ともいえそうです。投資家目線では、どのサービスが覇権を握ろうとも絶対に必要となる半導体や製造装置・材料・電力需要などにフォーカスするのが王道でしょう。「AI相場で株価変貌の前夜、『半導体材料』関連・大化けの系譜6銘柄 <株探トップ特集>」は、日本が強みとする半導体材料分野で活躍が見込まれる企業群から6銘柄を厳選して紹介。2位以下を大きく引き離す断トツのアクセスを獲得しました。

 投資テーマ関連では、AIによって業務の在り方そのものが変わるとみられている法務関連、いわゆる「リーガルテック」で活躍する企業を探った「生成AI普及が法務を改革、『リーガルテック』で新ステージ突入の銘柄群 <株探トップ特集>」も多くの方に読まれました。そのほか以下の記事も上位ランキング入りしています。

  貴金属価格高騰で瞠目、輝き放つ「サーキュラーエコノミー」関連株 <株探トップ特集>
  地方創生の起爆剤に、国民的レジャー化の「サウナ」関連株を徹底追跡 <株探トップ特集>
  高市トレードの支流に妙味あり、 国民皆歯科健診で要注目の歯科関連 <株探トップ特集>

  「防衛」が3位にランク、防衛費増視野に「安保3文書」見直しへ<注目テーマ>
  「量子コンピューター」が7位、ビッグデータ時代のカギを握る技術で高市トレードでも耳目集める<注目テーマ>
  「サイバーセキュリティ」が3位にランク、国内有力企業への被害続き注目度高まる<注目テーマ>


 26年3月期上期(4-9月)の決算発表シーズンがスタートします。株探では24日から11月14日までを決算発表の集中期間として、特別態勢で記事を配信します。通常17時に配信している【サプライズ決算】は16時40分に<速報>、18時に<続報>の2本を配信。また、株探プレミアム会員向けにはサプライズ決算を“超速報”として15時40分と16時10分に配信します。時間外取引(PTS)を利用される方には特に有用な情報となっています。また、この期間中は看板記事の「明日の好悪材料」にも決算関連情報が満載となります。今週配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月17日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月20日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月21日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月22日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月23日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月20日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月21日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月22日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月23日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (10月24日)


 銘柄スクリーニング記事では、上期決算発表を前に第1四半期業績が好調で、通期予想を上方修正する可能性が高い銘柄をリストアップした「発表迫る、好業績&低PBRの26年3月期【上方修正】期待リスト〔第1弾〕 <成長株特集>」がトップ10入り。時価総額が100億円以上500億円未満の銘柄を対象にした「発表迫る、好業績&低PBRの26年3月期【上方修正】期待リスト〔第2弾〕 <成長株特集>」も、週半ばの木曜日配信にもかかわらず上位にランクインする人気となりました。更に、先週配信した「配当利回り“3.5%超”の【最高益】リスト〔第3弾〕46社選出 <成長株特集>」も多くの方に読み返され2週連続の上位入りとなっています。

 <割安株特集>では、今から買って月末の配当基準日に間に合う高配当株をまとめた「まだ間に合う、10月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」を始め、高配当銘柄特集がよく読まれました。また、定番の「10万円以下で買える」シリーズもランキング入りしています。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 10月22日版
  10万円以下で買える、増収増益&低PBR 34社 【スタンダード】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、増収増益&低PBR 29社 【プライム】編 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムは「強い投資家」さん達の生成AI活用術にフォーカスしたシリーズの新作として「目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技」、「『本当に割安判断で良い?』とAIでミーシー(MECE)」を配信。今回は兼業投資家“Tomozoさん(ハンドルネーム)”の企業価値分析のメソッドに注目し、生成AIで企業の成長率をリサーチする際の条件設定や、もれなくリスク点検を行うためのポイントを紹介していきます。プレミアム未加入の方も1ページ目が無料でお読みいただけます。

 株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだの方はぜひ無料体験をお試しください。“過去25期分”の業績や「成長性」「収益性」といった指標の表示、サプライズ決算の“超速報”など、決算発表シーズンに真価を発揮する株探プレミアム。詳細は「株探プレミアムのご紹介」ページをご覧ください。皆様のご加入をお待ちしております。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。