KTCが続伸、未定としていた26年3月期配当は5円増配を予想

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 KTC<5966.T>が続伸している。23日の取引終了後に、未定としていた26年3月期業績予想と配当予想を発表。配当予想を中間40円・期末45円の年85円(前期80円)と増配予想としたことが好感されている。今年8月に会社設立75周年を迎えたことから、期末に記念配当5円を実施する。

 一方、連結業績予想は売上高86億円(前期比4.9%減)、営業利益5億7000万円(同32.7%減)、最終利益2億6000万円(同52.3%減)と減収減益を見込む。デジタルトルクレンチの自主回収に伴う影響や、米国の関税政策の影響で主力の自動車市場の先行きに不透明感が生じていることを織り込んだ。また、子会社の北陸ケーティシーツールにおける不適切な会計処理に関する調査費用や再発防止に係る費用なども利益を圧迫する。

 なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高18億100万円(前年同期比7.2%減)、営業利益6500万円(同18.7%減)、最終損益1億8600万円の赤字(前年同期7200万円の黒字)だった。

出所:MINKABU PRESS

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