米外為市場サマリー:米金利上昇を受け一時152円80銭まで上伸

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為替

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円57銭前後と前日と比べて60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円26銭前後と同80銭程度のユーロ高・円安だった。

 高市早苗政権が発足したばかりで日銀が金融政策運営について説明する時間が足りないとの見方が広がるなか、利上げ観測の後退から円を売る動きが継続。前日に米国がロシアの石油大手を経済制裁の対象に加えたと公表したことなどを背景に原油先物相場が上昇し、インフレ懸念から米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となった面もあり、ドル円相場は一時152円80銭まで上伸した。ただ、その後は24日に発表される米9月消費者物価指数(CPI)を控えて次第に模様眺めムードが強まり上値が重くなった。一方、この日に発表された10月の消費者信頼感指数(速報値)が前月から改善したことなどを手掛かりにユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1618ドル前後と前日に比べて0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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