本日注目すべき【好決算】銘柄 KOA、日本M&A、コーテクHD (23日引け後 発表分)
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10月23日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 KOA <6999> [東証P] ★今期経常を85%上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は16.1億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)に浮上し、従来予想の10.7億円の黒字を上回って着地。在庫調整の影響を受けていた国内産業機器向け需要が回復したほか、アジアを中心としたデータセンターなどのAI関連機器向けが伸長したことが要因。想定より円安が進んだこともプラスに働いた。 業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の17.2億円→31.8億円に84.9%上方修正。増益率が38.4%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。 併せて、28年3月期に営業利益74億円(25年3月期実績は12億円)を目指す中期経営計画を発表。 日本M&A <2127> [東証P] ★上期経常を22%上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の68億円→83億円に22.1%上方修正。増益率が13.5%増→38.6%増に拡大する見通しとなった。M&A成約件数が488件(前年同期は454件)に増加したうえ、単価も上昇し、売上高が計画を11.9%も上回ったことが利益を押し上げた。 三重交HD <3232> [東証P] ★今期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の84億円→90億円に7.1%上方修正。従来の減益予想から一転して5.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。自動車販売事業の流通業を中心に売上高が計画を上回ることに加え、上期の営業費用が想定を下回ったことを織り込んだ。 コーテクHD <3635> [東証P] ★上期経常を2.2倍上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の80億円→175億円に2.2倍上方修正。減益率が61.9%減→16.7%減に縮小する見通しとなった。既存タイトルのリピート販売が増加したことに加え、外注加工費や広告宣伝費などが減少したことが要因。金融市場の動向を注視しながら運用を行い、営業外収支が計画を上回ったことも利益を大きく押し上げた。 ダイハツイン <6023> [東証S] ★今期経常を28%上方修正 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17億円→25.6億円に50.6%上方修正。期初想定より円安が進んだことに加え、メンテナンス関連で想定以上に高い需要水準を維持したことが上振れにつながった。 併せて、通期の同利益も従来予想の50億円→64億円に28.0%上方修正。減益率が34.2%減→15.8%減に縮小する見通しとなった。 たけびし <7510> [東証P] ★上期経常を25%上方修正、通期も増額 ◆26年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17.5億円→21.8億円に24.6%上方修正。成長戦略の一つである医療ビジネスが堅調に推移したことに加え、半導体・デバイス分野で電子部品実装機向け産業用パソコンなどが増加したことが要因。販管費の効率的な運用に取り組んだことも上振れにつながった。 上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の37.8億円→40.2億円に6.3%上方修正。増益率が0.5%増→6.9%増に拡大する見通しとなった。 株探ニュース
