本日注目すべき【好決算】銘柄 アドソル日進、塩水糖、静甲 (22日引け後 発表分)

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 10月22日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アドソル日進 <3837> [東証P]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の19.5億円→21.6億円に10.8%上方修正。増益率が10.4%増→22.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
社会インフラ事業のエネルギー分野におけるDX対応などに加え、先進インダストリー事業におけるデジタルデータを活用したコンサルティングやシステム開発が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与する。契約条件の見直しなども利益を押し上げる。
 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の37円→41円に増額修正する方針を示した。

 塩水糖 <2112> [東証S]  ★今期最終を一転12%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆26年3月期の連結最終利益を従来予想の16億円→24億円に50.0%上方修正。従来予想の25.1%減益から一転して12.4%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。主力の砂糖事業で業務用製品が猛暑による飲料メーカー向け販売などが好調だったほか、仕入れ価格や販売価格の適正化で採算が改善する。投資有価証券の売却による特別利益6億円を計上することも利益を大きく押し上げる。

 日本調理機 <2961> [東証S]  ★前期経常を85%上方修正、配当も50円増額
 ◆25年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.9億円→9億円に85.3%上方修正。減益率が54.2%減→15.1%減に縮小する見通しとなった。学校給食以外の集団給食分野で業務用厨房機器の受注が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与した。資材高に対する価格転嫁も利益を押し上げた。
 業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の100円→150円(前の期は160円)に大幅増額修正した。

 S&J <5599> [東証G]  ★上期経常を一転48%増益に上方修正
 ◆26年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1億円→2.8億円に2.6倍上方修正。従来予想の42.9%減益から一転して48.1%増益見通しとなった。上期の採用計画が下期以降にずれ込んだことで経費が想定を下回ったことが上期利益の増加につながった。


 静甲 <6286> [東証S]  ★今期経常を27%上方修正
 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→14億円に27.3%上方修正。減益率が30.2%減→11.2%減に縮小する見通しとなった。産業機械事業で大型液体充填ラインなどの受注が伸びたことに加え、電機機器事業で空調周辺部材と冷熱機器の販売や空調・設備機器の大型更新工事が堅調に推移したことで売上が計画を大きく上回ることが利益を押し上げる。

株探ニュース

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