続伸、ウクライナ和平期待が一変し緊迫感漂う=NY原油概況

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先物

NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=58.50(+1.26 +2.20%)

 先週、トランプ米大統領が次回の米ロ首脳会談を開催する見通しであると発表し、ウクライナ和平期待が一時的に高まったが、今週に入ってこの会談の中止が報道されていることが相場を押し上げた。米ロ首脳会談の開催に向けて、ロシアのラブロフ外相とルビオ米国務長官の協議が順調ではないもよう。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、トランプ米政権はウクライナが西側の長距離ミサイルを使用する際の重要な制限を解除し、キエフがロシア国内の標的を攻撃することを許可したと報道したことも買い手がかり。米当局者の発言として伝わっている。ウクライナ軍は英国製のストームシャドウを発射可能。また、ベッセント米財務長官が対ロシア制裁を本日か明日にも大幅に強化すると発表したことも引け後の相場を刺激した。

 時間外取引で12月限は堅調。通常取引開始後は上値を伸ばし、引け後の時間外取引では59.83ドルまで上げた。

MINKABU PRESS

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