話題株ピックアップ【夕刊】(1):コンヴァノ、木徳神糧、日揮HD

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■コンヴァノ <6574>  199円   +31 円 (+18.5%)  本日終値
 コンヴァノ<6574>が急騰。前日取引終了後、韓国HM Solution社と鼻筋形成用糸リフト素材の共同開発及び独占輸入代行に関する業務提携契約を締結したことを発表した。糸リフト市場における製品ポートフォリオを拡充し、注入系施術に続く第二の事業の柱を構築する構えにある。

■木徳神糧 <2700>  4,380円   +410 円 (+10.3%)  本日終値
 木徳神糧<2700>が急反騰。農林水産省が21日、2025年産のコメの9月における相対取引価格について、玄米60キロの全銘柄平均が前年同月比63%増の3万6895円だったと発表しており、コメの価格上昇が業績の追い風になるとの思惑から買いが流入した。同社のほか、コメ関連銘柄として井関農機<6310>やクボタ<6326>にも物色人気が向かった。

■日揮ホールディングス <1963>  1,619円   +118 円 (+7.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 日揮ホールディングス<1963>が反発。21日の取引終了後、傘下の日揮がJR九州<9142>及びエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)と博多駅ホーム上にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置し、発電実証実験を開始したと発表しており、好材料視された。駅ホーム屋根におけるペロブスカイト太陽電池を用いた発電実証実験として国内初の取り組みとなる今回の実証実験では、エネコートが開発したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を日揮が軽量・着脱容易なシート工法用に成型のうえ太陽光発電システムとして開発し、JR九州が博多駅第2ホーム先端の屋根上に設置して実証実験を行う。鉄道運行では列車や駅舎などに大規模に電力を使用することから、ペロブスカイト太陽電池を実装することで再生可能エネルギー使用率向上の可能性に期待しているという。

■七十七銀行 <8341>  6,252円   +394 円 (+6.7%)  本日終値
 七十七銀行<8341>は高い。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を4800円から7000円へ引き上げたことが好感された。同証券によると、25年3月期の貸出金残高は前期比6%増、宮城県内の法人貸出も8%増えており、地元の資金需要が堅調であることがうかがえるという。配当性向が今後35%から40%前後まで切り上がる可能性を指摘し、政策金利1%を前提とするとPER8倍前後で相対的に割安感があるとしている。

■IHI <7013>  3,023円   +183 円 (+6.4%)  本日終値
 IHI<7013>が急反発。川崎重工業<7012>が買われ、三菱重工業<7011>が堅調に推移している。21日に高市早苗内閣が発足した。同日夜の記者会見で、高市首相は防衛費の増額に向けて、国家安全保障戦略など「安保3文書」の改定を指示する考えを表明した。これを手掛かりとし、日経平均株価の騰勢が一服するなかで防衛関連株の一角を物色する姿勢が広がっている。高市内閣では防衛相に小泉進次郎氏が起用された。

■西日本FH <7189>  2,578円   +141 円 (+5.8%)  本日終値
 西日本フィナンシャルホールディングス<7189>は大幅高で年初来高値を更新した。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を2200円から3000円へ引き上げた。同証券によると、現状は総還元性向40%だが新中計からの水準切り上げに期待と指摘。政策金利1%を前提とするとPERは7~8倍と試算され、割安感が残るという。これを手掛かりに買われた。

■養命酒製造 <2540>  4,480円   +180 円 (+4.2%)  本日終値
 養命酒製造<2540>が9日続伸し、1991年以来、34年ぶりの高値をつけた。投資業などを手掛ける湯沢(東京都渋谷区)は21日の取引終了後、関東財務局に変更報告書を提出した。湯沢と、村上世彰氏の親族である野村幸弘氏の共同保有割合が従来の21.68%から28.01%に上昇しており、思惑視した買いが入った。報告義務発生日は10月14日。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。

■トヨタ自動車 <7203>  3,104円   +99 円 (+3.3%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>がマドを開けて急伸し、年初来高値を更新。ホンダ<7267>やSUBARU<7270>など自動車株が軒並み高となっている。米自動車大手のゼネラル・モーターズが21日に発表した25年7~9月期(第3四半期)の決算は、減益ながら調整後1株利益は市場予想を上回った。あわせて通期の見通しを上方修正しており、同日の米株式市場でGM株は15%近く上昇して取引を終えた。決算発表後のGM株の好反応が、自動車株の刺激材料となったようだ。GMは関税影響が見込みよりも小さいものとなるなどと想定して今回、業績予想の修正に踏み切った。日産自動車<7201>やマツダ<7261>も高い。

■ERIホールディングス <6083>  4,000円   +125 円 (+3.2%)  本日終値
 ERIホールディングス<6083>は反発。21日取引終了後、小型ドローン開発ベンチャーのTOMPLA(トンプラ、川崎市幸区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡日は月内を予定している。これが材料視されたようだ。

■イー・ギャランティ <8771>  1,616円   +48 円 (+3.1%)  本日終値
 イー・ギャランティ<8771>が3日続伸。21日の取引終了後、地銀を中心に投資するありあけキャピタル(東京都中央区)がイー・ギャラ株を買い増していたことが明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。同日に提出された変更報告書によると、ありあけキャピタルの保有割合は7.24%から8.33%に上昇した。保有目的の項目では「純投資」とともに、「状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載している。報告義務発生日は14日。

株探ニュース

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