アドソル日進、今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
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アドソル日進 <3837> [東証P] が10月22日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。26年3月期の連結経常利益を従来予想の19.5億円→21.6億円(前期は17.6億円)に10.8%上方修正し、増益率が10.4%増→22.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の9.4億円→11.3億円(前年同期は9億円)に20.2%上方修正し、増益率が3.8%増→24.7%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の37円→41円(前期は1→2の株式分割前で60円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2026年3月期業績は、好調な事業環境を背景に「3期連続 過去最高売上・最高利益」とした期初予想をさらに上回る見通しとなりました。(1)第2四半期(中間期)当第2四半期(中間期)の売上高は、社会インフラ事業のエネルギー分野(電力・ガス)におけるDX対応や新テーマ(再生可能エネルギー関連)などに加え、先進インダストリー事業における、デジタルデータを活用した新ビジネスの創出に向けたコンサルティングやシステム開発対応が期初計画を上回る見通しであることから、期初予想を6.3%上回る「8,500百万円」を見込んでおります。利益面では、増収効果に加え、契約条件の見直しやコンサルティングなどの上流工程シフト等が進展し、売上総利益が増加しました。これらが3期連続の処遇改定(全社員対象)等による販売管理費の増加を吸収したことから、営業利益は期初予想を19.6%上回る「1,100百万円」を見込んでおります。(2)通期第3四半期以降も「デジタル」「AI」をキーワードに、社会インフラ、先進インダストリーの幅広い分野でDX・デジタル化対応が継続する見通しであることに加え、複数の顧客による新たなIT投資も予定されております。この旺盛な需要を捉え、当社グループは、来期以降の大型案件獲得も視野に、コンサルティング段階からのシステム開発参画に向けた営業・オファリング活動とソリューション提案に注力しております。これらの取組みにより、売上高は、期初予想を4.3%上回る「17,100百万円」を見込んでおります。なお、利益については、過去最高利益をさらに更新しつつも、期初段階から予定していたAI対応・ソリューション開発等の戦略投資に加え、来期以降の成長を見据えた「人材投資(処遇・育成)」を重点的に実施する方針です。そのため、営業利益は期初予想を10.5%上回る「2,100百万円」を見込んでおります。 当社は、持続的成長と企業価値向上の継続に向けた戦略投資を図りつつも、株主の皆様には業績に裏付けられた成果配分に加え、積極的な還元に努めることを利益配分に関する基本方針としております。また、剰余金の配当につきましては、「累進かつ連続増配(1円以上の増配)」「配当性向 50%以上」「DOE6%以上」を前提とし、「年2回(中間・期末)」実施することとしております。本日公表した「2026年3月期 第2四半期(中間期)及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、当社の通期業績は「3期連続 過去最高売上・最高利益」とした期初予想をさらに上回る見通しとなりました。この状況に鑑み、2026年3月期の期末配当につきましては、期初予想から4円の増配となる「23円」に修正いたします。これにより、2026年3月期の年間配当は、16期連続増配となる「41円(前期比+11円 ※1)」、配当性向は「51.2%」となる見込みです。なお、本件につきましては、2026年6月開催予定の定時株主総会に付議する予定です。 ※1 株式分割を考慮した比較となります。