話題株ピックアップ【夕刊】(3):プロパスト、abc、エレメンツ(訂正)
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■プロパスト <3236> 281円 +8 円 (+2.9%) 本日終値 プロパスト<3236>が続伸。20日の取引終了後に、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を40万株(自己株式を除く発行済み株数の1.20%)、または1億円としており、取得期間は10月21日から12月26日まで。経営環境の変化に対応し、機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。 ■abc <8783> 317円 +9 円 (+2.9%) 本日終値 abc<8783>が3日ぶりに反発。20日の取引終了後、10月30日に子会社化を予定しているマレーシアのMetabitと株主であるシーキャッスル・シンガポール社が業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。上場企業への資本戦略コンサルティングや資本参加企業へのブロックチェーン技術支援、金融とブロックチェーンの融合による新規事業開発などで協力体制を構築することが目的という。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。 ■ELEMENTS <5246> 751円 +16 円 (+2.2%) 本日終値 ELEMENTS<5246>は荒い値動き。この日、9月30日に発表した海外公募の受渡日を迎えた。発行価格は今月16日の終値から7.81%ディスカウントした755円で決定した。これを受け17日の株価が大幅安となったことも注目を集めた。海外公募が一巡したことで出直りも期待され株価は朝方に773円まで上昇したが、その後は一時730円台まで売りに押されるなど強弱感が対立する展開となっている。 ■イトーヨーギョー <5287> 1,698円 +35 円 (+2.1%) 一時ストップ高 本日終値 イトーヨーギョー<5287>がカイ気配スタートで続急騰、株価は前日まで4営業日続伸でこの間に43%も水準を切り上げたが、きょうも勢いが止まらず前日比で20%を大きく上回る上昇を示し、2000円台まで一気に駆け上がる場面があった。マンホールなどのコンクリート2次製品の製造・販売を行い、ライン導水ブロックを中心とした道路関連製品で商品競争力が高い。国策として迅速な対応が求められている下水道インフラの点検補修・再構築で同社の活躍が期待されているほか、日本維新の会が掲げる大阪の副首都構想でも、同社は大阪に本社を構えていることから地の利が意識されている。株式需給面ではUBSやバークレイズなどの外資系手口で貸株市場を経由した空売りが増勢の一途にあり、これが踏み上げ相場に火をつけている。 ■サインポスト <3996> 310円 +6 円 (+2.0%) 本日終値 サインポスト<3996>が続伸。20日の取引終了後、EC事業者向けの新たなトータルソリューションブランド「Global GO!」の提供を開始すると発表しており、好材料視された。「Global GO!」は、さまざまな規模・成長ステージのEC事業者に寄り添い、ECオペレーションのDXを通じて企業の持続的成長を支援するソリューションブランドとして誕生。第1弾として、既存の受注管理システム(OMS)や倉庫管理システム(WMS)と柔軟に連携可能な出荷業務DXツール「Global GO! Smooth EC」と、伴走型コンサルティング「Global GO! Compass」の提供を開始した。なお、26年2月期業績への影響は軽微としている。 ■坪田ラボ <4890> 341円 +6 円 (+1.8%) 本日終値 坪田ラボ<4890>は4日ぶりに反発。20日の取引終了後、近視進行抑制を目的としたバイオレットライト照射デバイス「TLG-001」について、国内臨床試験における最終被験者の観察が9月27日に完了したと発表したことを好感する買いを引き寄せている。バイオレットライトは波長360~400nm付近の光であり、網膜に存在する光受容体OPN5を介して眼軸長の伸展制御に関与することが示唆されているという。 ■AIFCG <254A> 986円 +10 円 (+1.0%) 本日終値 AIフュージョンキャピタルグループ<254A>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、グループ会社のミライウェルスマネジメントが、暗号資産レンディングプレミアムサービス「RENKIN」を10月下旬にサービス開始すると発表しており、好材料視された。RENKINは、顧客が預けた暗号資産をミライウェルスマネジメントが運用し、毎月所定の賃貸料を支払うサービス。これにより、暗号資産をただ保有するだけでは得られなかった収益機会を創出する。なお、同件による業績への影響は軽微としている。 ■アライドアーキテクツ <6081> 213円 +2 円 (+1.0%) 本日終値 アライドアーキテクツ<6081>が続伸。この日、あらゆる「顧客の声」をAIで解析し、コミュニケーションの起点となるインサイトを発見するデータプラットフォーム「Kaname.ax(カナメ・エーエックス)」に、カテゴリーのネガティブ発話を分析し購入障壁や体験後の不満を明らかにする「カテゴリーイグジットポイント」分析を追加したと発表しており、好材料視された。「カテゴリーイグジットポイント」分析は、「Kaname.ax」に取り込んだSNSのUGC(ユーザー生成コンテンツ)やECのレビューなどから特許出願中の独自AI技術を活用して顧客の声を分析し、商品・ブランドを購入・利用する際のきっかけを導き出す「CEPsリスニング」の新たな分析メニューとして投入される手法。これにより、企業は自社商品だけでなく、商品カテゴリー全体に対する消費者の不満や課題を客観的に把握できるようになり、より実用性の高い商品開発戦略やマーケティング戦略の立案が可能になるとしている。 ■JTP <2488> 1,524円 +11 円 (+0.7%) 本日終値 JTP<2488>が5日続伸。午後3時ごろ、企業における生成AIの定着化を支援するCynthialy(東京都渋谷区)との協業を開始したと発表しており、好材料視された。全社規模での生成AI導入に最適化された「Third AI 生成AIソリューション」を提供するJTPと、企業における生成AI活用の現状分析から現場での定着、ROI(投資利益率)向上までを一貫して伴走するCynthialyが協業することで、企業の生成AI定着化支援に向けて、現状分析から導入・活用までの全プロセスを包括的にサポートする体制を構築。両社のサービスを組み合わせることで、生成AI活用の現状可視化から全社規模での導入・活用、更には人材育成までをワンストップで推進する。 ■テックファム <3625> 818円 +3 円 (+0.4%) 本日終値 テックファームホールディングス<3625>がプラスに転換。午後1時ごろ、これまで属人的な作業が不可欠とされてきた大規模システムの引き継ぎに関して、AIを活用することで、迅速で精度の高い運用体制の構築を可能とする新モデルを確立したと発表しており、好材料視された。AIをソースコード解析やドキュメント生成に活用し、全体把握と仕様整合を短期間で実現。従来は上級SEが長期間にわたり属人的に対応していた上流工程をAIが代替・支援することで大幅に効率化し、従来比で最大約38%の上級SEの工数削減が見込まれるという。同社では、昭文社ホールディングス<9475>傘下の昭文社が運営する「ことりっぷ」のシステム保守開発プロジェクトにこれを活用し、スムーズな継承に貢献した。 ●ストップ高銘柄 JDSC <4418> 1,381円 +300 円 (+27.8%) ストップ高 本日終値 フェニックスバイオ <6190> 678円 +100 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値 堀田丸正 <8105> 544円 +80 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値 など、3銘柄 ●ストップ安銘柄 誠建設工業 <8995> 1,111円 -300 円 (-21.3%) ストップ安 本日終値 など、1銘柄 株探ニュース
