魁力屋、今期経常を28%下方修正

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決算

 魁力屋 <5891> [東証S] が10月21日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年12月期の連結経常利益を従来予想の10億円(非連結)→7.2億円に28.0%下方修正した。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.8億円(非連結)→3億円に47.8%減額した計算になる。

 ※今期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.連結業績予想について当社は、2025年7月15日に公表いたしました「株式会社グランキュイジーヌの株式取得(子会社化)の手続き完了のお知らせ」のとおり、2025年7月15日に株式会社グランキュイジーヌの全株式を取得し同社を連結子会社化いたしました。これに伴い2025年12月期第3四半期より連結決算に移行いたしましたので、2025年12月期の連結業績予想をお知らせいたします。2.個別業績予想の修正について売上高につきましては、新規出店時期の遅れにより当初の業績予想を僅かに下回る見通しとなりました。なお、出店数は当初予想している店舗数に変更はございません。また、既存店舗につきましては、期間限定商品や公式アプリリリースによる販売促進強化等により堅調に推移しております。収益面につきましては、物価高騰による原材料価格の高止まり、人材確保を背景とした人件費の増加に加え、M&Aをはじめとしたマルチブランド展開、及びグループ経営管理の基盤構築に伴う費用により、当初予想を下回る見通しとなりました。このような状況をふまえ、2025年12月期の通期業績予想を修正することといたしました。当社は、当初、単体ベースでの業績予想を公表しておりましたが、当期中に海外子会社の1号店開設及び子会社株式の取得を行ったことにより、連結決算に移行することとなりました。これに伴い、連結ベースでの業績を精査した結果、出店の遅れに加え、一部事業の立ち上げコストや連結初年度特有の費用計上等の影響により、営業利益及び当期純利益が当初予想を下回る見込みとなりました。当社は、「経営基盤の強化と将来の成長投資に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施する」ことを基本方針としており、年間配当性向20%程度を目安として配当額を決定しております。しかしながら、今回の業績予想の修正は連結移行に伴う一時的な影響によるものであり、当社グループ全体としてのキャッシュ・フローや財務基盤に大きな変化はないことから、当初公表の期末配当(1株当たり23円)を維持することといたしました。今後の配当方針については、連結決算への移行により業績の範囲や複雑性が増すことを踏まえ、株主還元の安定性および予見性を一層高めることを目的に、累進配当方針の採用を含めた配当方針の見直しを検討しております。本件については、来期業績予想の公表時までに方針を決定し、併せて開示する予定です。当社は今後も、事業成長と株主還元の両立を図り、企業価値の持続的な向上に努めてまいります。

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