話題株ピックアップ【夕刊】(1):テンシャル、デジタルHD、三菱UFJ

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■TENTIAL <325A>  4,400円   +635 円 (+16.9%)  本日終値
 TENTIAL<325A>は3日ぶり反発。この日朝方、取得上限15万株(自己株式を除く発行済み株数の2.0%)、または10億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は10月20日~12月30日。これを好感した買いが入った。

■デジタルHD <2389>  2,315円   +313 円 (+15.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 東京証券取引所は20日、デジタルホールディングス<2389>の株式売買を同日午後1時34分から停止すると発表した。理由は「公開買付に関する報道の真偽等の確認のため」。

■MTG <7806>  4,130円   +250 円 (+6.4%)  本日終値
 MTG<7806>が5日ぶりに急反発。前週末17日、美容ブランド「ReFa(リファ)」に新たなブランドライン「ReFa MONTECATINI(リファモンテカティーニ)」を加えたと発表しており、ラインアップの拡充が将来的な業績向上につながることを期待する買いを引き寄せている。新次元の美しさを提供する同ブランド第1弾となる新商品8アイテムは、ReFaブランドの旗艦店「ReFa GINZA」のオープンにあわせ、11月15日から展示し予約を受け付ける。12月10日から発売する。

■プレイド <4165>  1,010円   +55 円 (+5.8%)  本日終値
 プレイド<4165>は3日ぶりに急反騰。20日、ファーストパーティーデータを活用し広告配信を最適化する「KARTE Signals(カルテ シグナルズ)」の広告媒体連携機能「KARTE Signals Connector」を正式版として提供を始めると発表した。将来の業績に貢献することを期待する買いが流入したようだ。正式版の提供に伴い広告媒体連携先の拡大や個人情報保護法における記録義務対応の自動化など機能を拡充。KARTE Signals Connectorを単体で利用することもできる。

■三菱UFJ <8306>  2,325円   +92.5 円 (+4.1%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が堅調に推移。前週末の米株式市場では、地銀セクターのフィフス・サード・バンコープやトゥルイスト・ファイナンシャルが発表した決算が市場予想を上回る内容となり、地銀の信用リスクを巡る投資家の懸念が後退。金融株の売り持ち高を解消する目的の買いが入った。東京市場において前週末に売りがかさんでいた日本の銀行株に対しても、米地銀を巡る新規の悪材料がなかったことを背景に、買い戻しが優勢となった。

■岩井コスモ <8707>  2,860円   +96 円 (+3.5%)  本日終値
 岩井コスモホールディングス<8707>は年初来高値を更新した。前週末17日取引終了後に上期(4~9月)連結決算の速報値を発表。売上高は144億5800万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は54億7800万円(同28.1%増)。売上高、営業利益とも上期において過去最高となる見通し。これが好感された。米国株式収益の増加が寄与する。なお、正式な決算発表は24日を予定している。

■3DM <7777>  278円   +9 円 (+3.4%)  本日終値
 スリー・ディー・マトリックス<7777>は高い。前週末17日取引終了後、米ハーバード大学との共同研究で、自社技術の自己組織化ペプチド「RADA16」を活用した研究成果が国際科学誌サイエンスに掲載されたと発表した。この成果は心臓再生医療の根幹的課題を革新的に解決した点で極めて重要なものになるという。これが材料視されたようだ。

■応用地質 <9755>  2,968円   +83 円 (+2.9%)  本日終値
 応用地質<9755>が反発。前週末17日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が11.80%から12.61%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は10月9日となっている。

■中外製薬 <4519>  7,061円   +180 円 (+2.6%)  本日終値
 中外製薬<4519>が反発。この日の寄り前、ラニ・セラピューティクス・ホールディングス子会社のラニ・セラピューティクスと、ラニ社の経口投与技術である「RaniPill(ラニピル)」を中外薬の希少疾患向けの抗体医薬品候補分子に適用した経口製剤の共同開発及び商業化に関して、ライセンス契約を締結したと発表しており、好材料視された。ラニ社は、バイオ医薬品や医薬品の皮下注射や静脈内投与を経口投与に置き換えることを目指し、独自プラットフォーム技術であるラニピルカプセルを開発したバイオベンチャー。今回のライセンス契約締結は、中外薬の独自の抗体エンジニアリング技術とラニ社の技術を融合させることで、患者にとって負担の少ない抗体の経口治療薬という、全く新しい価値を創出できると期待してのこと。契約に基づき、中外薬はラニ社に対して契約一時金として1000万ドルを支払うほか、今後の技術移管及び開発の進捗に応じたマイルストンとして最大7500万ドル、並びに売り上げ額に基づく一連のマイルストンにおける商業的成功を条件として最大1億ドルを支払う可能性があるとしている。

■リガクHD <268A>  945円   +24 円 (+2.6%)  本日終値
 リガク・ホールディングス<268A>が反発。この日、台湾に新会社リガク・テクノロジー・台湾(RTTW)を設立したと発表。また、新会社内に設けた技術拠点リガク・テクノロジー・センター・台湾(RTC-TW)を本格稼働させたとしており、好材料視された。新会社は、中華圏における事業運営の中核として、顧客対応の強化を図るのを目的に設立。また、今回RTTW内に開設したRTC-TWは、研究開発・顧客支援・共同開発を推進する技術拠点として、生産環境を再現したクリーンルーム、デモンストレーション、トレーニング、共同開発のためのスペースを備え、現地チームによる迅速かつ高度な技術サポートを提供するとしている。

株探ニュース

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