話題株ピックアップ【昼刊】:テンシャル、MTG、プレイド

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■TENTIAL <325A>  4,130円   +365 円 (+9.7%)  11:30現在
 TENTIAL<325A>は3日ぶり反発。この日朝方、取得上限15万株(自己株式を除く発行済み株数の2.0%)、または10億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は10月20日~12月30日。これを好感した買いが入っている。

■MTG <7806>  4,120円   +240 円 (+6.2%)  11:30現在
 MTG<7806>が5日ぶりに急反発している。前週末17日、美容ブランド「ReFa(リファ)」に新たなブランドライン「ReFa MONTECATINI(リファモンテカティーニ)」を加えたと発表しており、ラインアップの拡充が将来的な業績向上につながることを期待する買いを引き寄せている。新次元の美しさを提供する同ブランド第1弾となる新商品8アイテムは、ReFaブランドの旗艦店「ReFa GINZA」のオープンにあわせ、11月15日から展示し予約を受け付ける。12月10日から発売する。

■プレイド <4165>  1,012円   +57 円 (+6.0%)  11:30現在
 プレイド<4165>は3日ぶりに急反騰している。20日、ファーストパーティーデータを活用し広告配信を最適化する「KARTE Signals(カルテ シグナルズ)」の広告媒体連携機能「KARTE Signals Connector」を正式版として提供を始めると発表した。将来の業績に貢献することを期待する買いが流入しているようだ。正式版の提供に伴い広告媒体連携先の拡大や個人情報保護法における記録義務対応の自動化など機能を拡充。KARTE Signals Connectorを単体で利用することもできる。

■岩井コスモ <8707>  2,859円   +95 円 (+3.4%)  11:30現在
 岩井コスモホールディングス<8707>は年初来高値を更新した。前週末17日取引終了後に上期(4~9月)連結決算の速報値を発表。売上高は144億5800万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は54億7800万円(同28.1%増)。売上高、営業利益とも上期において過去最高となる見通し。これが好感されている。米国株式収益の増加が寄与する。なお、正式な決算発表は24日を予定している。

■応用地質 <9755>  2,967円   +82 円 (+2.8%)  11:30現在
 応用地質<9755>が反発している。前週末17日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が11.80%から12.61%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は10月9日となっている。

■三菱UFJ <8306>  2,275円   +42.5 円 (+1.9%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が堅調に推移している。前週末の米株式市場では、地銀セクターのフィフス・サード・バンコープやトゥルイスト・ファイナンシャルが発表した決算が市場予想を上回る内容となり、地銀の信用リスクを巡る投資家の懸念が後退。金融株の売り持ち高を解消する目的の買いが入った。東京市場において前週末に売りがかさんでいた日本の銀行株に対しても、米地銀を巡る新規の悪材料がなかったことを背景に、買い戻しが優勢となっている。

■中外製薬 <4519>  7,005円   +124 円 (+1.8%)  11:30現在
 中外製薬<4519>が反発している。この日の寄り前、ラニ・セラピューティクス・ホールディングス子会社のラニ・セラピューティクスと、ラニ社の経口投与技術である「RaniPill(ラニピル)」を中外薬の希少疾患向けの抗体医薬品候補分子に適用した経口製剤の共同開発及び商業化に関して、ライセンス契約を締結したと発表しており、好材料視されている。ラニ社は、バイオ医薬品や医薬品の皮下注射や静脈内投与を経口投与に置き換えることを目指し、独自プラットフォーム技術であるラニピルカプセルを開発したバイオベンチャー。今回のライセンス契約締結は、中外薬の独自の抗体エンジニアリング技術とラニ社の技術を融合させることで、患者にとって負担の少ない抗体の経口治療薬という、全く新しい価値を創出できると期待してのこと。契約に基づき、中外薬はラニ社に対して契約一時金として1000万ドルを支払うほか、今後の技術移管及び開発の進捗に応じたマイルストンとして最大7500万ドル、並びに売り上げ額に基づく一連のマイルストンにおける商業的成功を条件として最大1億ドルを支払う可能性があるとしている。

■あすか薬HD <4886>  2,150円   +35 円 (+1.7%)  11:30現在
 あすか製薬ホールディングス<4886>が続伸している。午前11時ごろ、緊急避妊薬「ノルレボ」スイッチOTC医薬品の製造販売承認をきょう付で取得したと発表しており、好材料視されている。承認取得を受けて、第一三共<4568>子会社の第一三共ヘルスケアを販売元として、発売に向けて情報提供体制の整備を進めるとしている。なお、製品の仕様及び発売時期などに関しては、改めて発表する。

■ナガワ <9663>  6,230円   +80 円 (+1.3%)  11:30現在
 ナガワ<9663>が反発している。前週末17日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が15.58%から15.91%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は10月9日となっている。

■3DM <7777>  272円   +3 円 (+1.1%)  11:30現在
 スリー・ディー・マトリックス<7777>は高い。前週末17日取引終了後、米ハーバード大学との共同研究で、自社技術の自己組織化ペプチド「RADA16」を活用した研究成果が国際科学誌サイエンスに掲載されたと発表した。この成果は心臓再生医療の根幹的課題を革新的に解決した点で極めて重要なものになるという。これが材料視されているようだ。

■アンビスHD <7071>  522円   -75 円 (-12.6%) 一時ストップ安   11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 アンビスホールディングス<7071>が急落している。前週末17日の取引終了後、集計中の25年9月期連結業績について、売上高が従来予想の536億4700万円から491億円(前の期比15.6%増)へ、営業利益が86億2700万円から61億円(同42.5%減)へ、純利益が58億400万円から36億円(同51.6%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りに押されているようだ。下期に入り、特別調査委員会の調査協力に対応していた影響などにより、拠点職員及び本社職員の相当数が通常業務を離れ、特に新規開設拠点の入居調整や訪問看護・訪問介護などの売り上げが想定未達となったことが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(24年10月~25年6月)決算は、売上高363億6400万円(前年同期比18.4%増)、営業利益46億9700万円(同42.4%減)、純利益29億9800万円(同47.8%減)だった。

■良品計画 <7453>  3,007円   -124 円 (-4.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率3位
 良品計画<7453>が大幅続落している。同社は「無印良品」において、ネットストアの物流障害の影響により、19日午後9時からネットストアの閲覧や購入などのサービス・機能を停止していると発表した。事業展開への影響を懸念した売りが出たようだ。再開の予定は未定としている。

■アスクル <2678>  1,432円   -44 円 (-3.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 アスクル<2678>は急落している。同社は19日、ランサムウェアの感染に伴いシステム障害が発生したと発表した。これにより「ASKUL」や「LOHACO」の受注・出荷業務を停止したという。収益面でのネガティブな影響を警戒した売りが優勢となっている。個人情報や顧客データなどの外部への流出を含めた影響範囲については、現在調査を進めているとしている。

■アイコム <6820>  2,989円   -36 円 (-1.2%)  11:30現在
 アイコム<6820>は軟調。前週末17日取引終了後、4~9月期連結業績予想について売上高を184億円から170億1000万円(前年同期比5.0%減)へ、純利益を12億円から4億3000万円(同59.0%減)へ下方修正すると発表した。米州における余剰在庫の影響に加え、地政学リスクの高まりや米関税政策の影響による経済の先行き不透明感から業務用市場、民生用市場ともに需要が弱含みで推移したことが要因。特許権侵害訴訟における和解金の特別損失計上も響く見通し。これが嫌気されている。なお、通期予想は現在精査中であり、4~9月期決算と同時に公表する予定という。

■扶桑電通 <7505>  1,758円   +300 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 扶桑電通<7505>がストップ高の1758円でカイ気配となっている。前週末17日の取引終了後、集計中の25年9月期単独業績について、売上高が従来予想の520億円から546億8400万円(前の期比16.9%増)へ、営業利益が26億円から34億2800万円(同83.8%増)へ、純利益が18億5000万円から25億1700万円(同76.3%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表。これを好感した買いが集中している。民需向けのパソコンやソフトウェア販売を手掛けるオフィス部門の売上高が従来予想を大きく上回り、それに伴い粗利益率が改善したことが売上高・利益を押し上げた。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を113円から159円へ引き上げ年間配当予想を174円とした。

■ユニバンス <7254>  676円   +100 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
 ユニバンス<7254>は急騰し600円台に乗せ、年初来高値を更新した。前週末17日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績について、売上高が従来予想の242億5000万円から280億円(前年同期比1.0%減)、営業利益が8億円から21億円(同5.1%減)、最終利益が5億3000万円から11億円(同42.0%減)に上振れて着地したようだと発表しており、材料視されたようだ。主にアジア拠点でのユニット及び日本拠点での部品の販売が計画を上回り、為替も想定より円安で推移した。一方、子会社の遠州クロムの工場敷地内における土壌及び地下水汚染への対応に関する環境対策引当金などの特別損失を5億8000万円計上する。

■Speee <4499>  2,586円   +500 円 (+24.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 Speee<4499>はストップ高カイ気配。三菱UFJ銀行などメガバンク3社が法定通貨に価値を連動させたステーブルコインを共同発行する方向で検討していると、17日に複数のメディアが一斉に報じた。メガバンク3社が出資する新興フィンテック企業、Progmat(プログマ、東京都千代田区)のシステムを使い、今後実証を進めていく予定という。スピーは子会社Datachainを通じてプログマに出資しており、思惑的な買いが集まっているようだ。また、報道を受けて他のステーブルコイン関連株を物色する動きも出ている。今秋にもステーブルコインを国内で初めて発行するとみられる新興フィンテックのJPYC(東京都千代田区)に出資するアステリア<3853>、電算システムホールディングス<4072>が上昇。グループ会社を通じて電算システムのステーブルコイン決済送金基盤の構築支援を決めたインタートレード<3747>も高い。

■安永 <7271>  760円   +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 安永<7271>がストップ高の760円でカイ気配となっている。前週末17日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を317億円から327億円(前期比3.9%増)へ、営業利益を8億5000万円から14億円(同84.7%増)へ、純利益を3億円から7億円(同5.7%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各5円の年10円から中間7円・期末5円の年12円(前期13円)へ引き上げたことを好感した買いが流入している。主にエンジン部品事業において、国内及び北米市場向け需要が想定を上回る見通しとなったことに加えて、新製品のスマートフォン向けベイパーチャンバー用ウィックも需要が想定を上回る見込みであることが要因。また、モデル末期により生産終了を予定していた製品が生産継続となったことによる採算性向上も寄与する。

●ストップ高銘柄
 誠建設工業 <8995>  1,411円   +300 円 (+27.0%) ストップ高   11:30現在
 インタートレード <3747>  771円   +100 円 (+14.9%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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