クックビズ、今期最終を一転赤字に下方修正
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クックビズ <6558> [東証G] が10月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年11月期第3四半期累計(24年12月-25年8月)の連結最終損益は3億2500万円の赤字(前年同期は5400万円の黒字)に転落した。 併せて、通期の同損益を従来予想の1億1200万円の黒字→4億1900万円の赤字(前期は200万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3億4900万円の黒字→1億8200万円の赤字(前年同期は7900万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結最終損益は8800万円の赤字(前年同期は2700万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の0.1%→-14.9%に急悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 主力事業であるHR事業におきましては、引き続き飲食業界の人材需要は旺盛であるものの、求職者集客が想定どおりに進まず、応募不足が収益に影響しました。営業現場の生産性についても完全な回復には至っておらず、依然として厳しい状況が続いております。投資事業においては、きゅういち株式会社における鮮魚の漁獲量減少に加え、ホタテ価格の高騰により原材料の安定的な確保が難航し、収益計画の達成に至っておりません。新商品の開発・販売等の取り組みを進めているものの、今期業績への寄与は軽微となる見通しです。 また、2025年9月にはマルヒロ太田食品株式会社の株式を取得し、子会社化いたしました。同社の業績は2025年11月期第4四半期より連結対象となりますが、当期業績への影響は限定的です。 これらの結果、売上高は当初計画を下回る見込みとなりました。損益面についても、減収の影響により各段階利益が当初予想を下回る見通しです。 なお、厳しい事業環境を踏まえ、2025年11月期第4四半期よりコスト構造の見直しを進めております。2026年11月期には、各種の取組みによる収益性の改善を見込み、営業利益以下の黒字化を目指します。具体的な数値は2026年1月13日予定の決算発表時に開示いたします。