「ロボット」が9位浮上、フィジカルAIは日本の勝ち筋<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ロボット」が9位に浮上している。

 ソフトバンクグループ<9984.T>は8日、スイスの重電大手ABBからロボティクス事業を総額53億7500万ドル(約8187億円)で買収すると発表した。AIとロボットを融合させ、次なる成長領域と目される「フィジカルAI(物理的な身体を持つAI)」の開発を加速させる狙いがあるとみられる。買収完了時期は来年半ば~後半を予定している。

 フィジカルAI分野を巡っては、今月に入り富士通<6702.T>が米エヌビディアと戦略的協業を拡大し、その具体的な取り組みの一例として安川電機<6506.T>と同分野で協業検討を開始すると発表。日立製作所<6501.T>は今月開いたAI事業戦略に関する説明会で同分野に注力する考えを表明した。こうした企業の動きを政府は後押しする構えにある。年内の取りまとめを目指すAI基本計画の骨子案のなかで、「日本の勝ち筋」の一つとしてフィジカルAIの開発・実証を促進する方針を示している。

 主な銘柄は前述の安川電のほか、ファナック<6954.T>や川崎重工業<7012.T>、ヤマハ発動機<7272.T>、セイコーエプソン<6724.T>、不二越<6474.T>などがある。ロボット用の減速機を手掛けるナブテスコ<6268.T>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>、住友重機械工業<6302.T>も見逃せない。また、ヒト型ロボットを手掛ける川田テクノロジーズ<3443.T>、装着型ロボットを開発するCYBERDYNE<7779.T>、菊池製作所<3444.T>なども注目されそうだ。

出所:MINKABU PRESS

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