米外為市場サマリー:米中対立の激化懸念などから一時151円60銭台に軟化

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為替

 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円84銭前後と前日と比べて45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=176円24銭前後と同6銭程度のユーロ高・円安だった。

 中国商務省が14日、韓国の造船大手ハンファオーシャンの米子会社5社に制裁を科すと発表したことなどを背景に、貿易問題を巡る米中の対立が深まることへの警戒感からドル売りが先行した。その後、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを示唆したことや、トランプ米大統領が自身のSNSに「中国との食用油貿易を停止する可能性がある」と投稿したことが影響し、ドル円相場は一時151円61銭まで軟化した。一方、フランスのルコルニュ首相が23年に実施した受給開始年齢引き上げ含む年金改革を凍結すると表明したことで、仏内閣が存続する可能性が高まったとの見方などからユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1607ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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