オリジン、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も5円減額
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オリジン <6513> [東証S] が10月14日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。26年3月期の連結経常損益を従来予想の4億円の黒字→11億円の赤字(前期は2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→35円(前期は40円)に減額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2026年3月期通期の連結業績予想につきましては、EV普及の停滞及び半導体メーカーの設備投資抑制の影響などにより、主にメカトロニクス事業及びエレクトロニクス事業において販売不振となり、通期の売上高は前回発表予想を下回る見通しとなりました。 損益面につきましても、売上高の減少に伴い固定費の回収が進まず、また、上記1項「売上高の減少及び棚卸資産評価損の計上」に記載のとおり、棚卸資産評価損として売上原価に計上することから、営業利益、経常利益は前回発表予想を大幅に下回る見込みとなりました。さらに構造改革の一環として、メカトロニクス事業の朝霞開発センターの閉鎖に伴い減損損失1億4千6百万円、固定資産解体費用等4千3百万円を計上する見込みであることから、親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表予想を大幅に下回るため、2026年3月期通期の連結業績予想を修正いたします。 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な課題として考えており、内部留保金とともに1株当たり利益の配分原資の安定成長に努め、業績に見合った安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としております。 今回の業績予想の修正を踏まえ、誠に遺憾ではございますが、前回予想より5円減配し、中間配当20円、期末配当15円の1株当たり35円とさせていただきます。 なお、中間配当につきましては、第2四半期(中間期)決算に係る取締役会にて決議する予定です。