話題株ピックアップ【夕刊】(2):古野電、SB、QPS研究所

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材料

■クイック <4318>  2,505円   +48 円 (+2.0%)  本日終値
 クイック<4318>が反発。10日の取引終了後に、11月30日を基準日として1株を3株に株式分割するとともに、それに伴い26年3月期の期末配当予想を50円から18円へ修正し、実質増額修正したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることを目的としている。

■古野電気 <6814>  7,320円   +110 円 (+1.5%)  本日終値
 古野電気<6814>が急反発。10日の取引終了後、26年2月期連結業績予想について、売上高を1275億円から1375億円(前期比8.3%増)へ、営業利益を115億円から160億円(同21.4%増)へ、純利益を90億円から155億円(同35.3%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各55円の年110円から中間・期末各75円の年150円へ引き上げたことが好感された。中国における造船会社の高水準な手持ち工事量を背景に建造能力の拡大が進んだことなどを背景に、引き続き舶用事業の商船向け市場における需要が好調に推移する見通し。なお、同時に発表した8月中間期決算は、売上高686億5300万円(前年同期比9.3%増)、営業利益93億300万円(同27.5%増)、純利益101億9000万円(同2.0倍)だった。

■ソフトバンク <9434>  216円   +1.1 円 (+0.5%)  本日終値
 ソフトバンク<9434>が後場にプラス圏に浮上した。ロイター通信が14日、「通信大手ソフトバンクのキャッシュレス決済アプリ子会社PayPay(ペイペイ)が、12月にも米国で新規株式公開(IPO)する見通しとなり、投資家からは時価総額が3兆円を超えるとの試算も出ていることが分かった」と報じた。報道内容を材料視した買いがソフトバンクの株価を押し上げたようだ。記事によると、ペイペイは12月の上場を念頭に、9月中旬から機関投資家と関心度合いについて対話を実施したという。

■チヨダ <8185>  1,003円   -119 円 (-10.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 チヨダ<8185>が大幅安で5日続落。10日の取引終了後、26年2月期の連結業績予想について、売上高を860億円から818億5000万円(前期比10.9%減)へ、営業利益を36億円から17億円(同22.5%減)へ、純利益を27億5000万円から10億円(同65.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。上期にプライベートブランド「スパットシューズ」の成長を戦略的に推進したことで、「スパットシューズ」は前年に対して7割以上の増収を達成したものの、それ以外の商品の売り上げが計画に対して約90%にとどまり、想定以上に低迷したことが要因。また、ナショナルブランドの構成比やカテゴリーの見直しを行ったものの、売り上げが想定に至らなかったことも響く。なお、同時に発表した8月中間期決算は、売上高418億3000万円(前年同期比14.4%減)、営業利益13億7900万円(同14.6%減)、純利益9億2100万円(同42.0%減)だった。

■QPS研究所 <5595>  1,757円   -203 円 (-10.4%)  本日終値
 QPS研究所<5595>が大幅続落した。同社は前週末10日の取引終了後、26年5月期第1四半期(6~8月)の単独決算を発表。売上高は前年同期比21.5%増の4億2500万円と増収となった一方、経常損益は4億8500万円の赤字(前年同期は2億6500万円の赤字)となった。最終損益の赤字幅は縮小したものの、赤字の継続そのものは買い手控え要因となったもよう。「高市トレード」の一環として買われていた宇宙関連株の一角ではあるが、公明党の連立離脱を背景に高市新首相の誕生を巡る不透明感が台頭したことも相まって、買い持ち高を圧縮する目的の売り圧力が加わり、下値模索の展開となった。6~8月期は開発案件が順調に進捗した一方、積極的な先行投資を進めるなかにあって、通信費や製造設備の費用が膨らんだほか、開発案件に関連する原価分も増加した。事業拡大に向けた体制強化のため、採用に伴う人件費もかさんだ。

■ジンズホールディングス <3046>  7,820円   -660 円 (-7.8%)  本日終値  東証プライム 下落率7位
 ジンズホールディングス<3046>は大幅安。前週末10日取引終了後に25年8月期連結決算を発表し、売上高は972億1500万円(前の期比17.1%増)、営業利益は120億9300万円(同54.3%増)だった。インバウンド需要の取り込みや季節性商品が牽引する形で国内事業が好調だった。続く26年8月期の売上高は1116億5000万円(前期比14.8%増)、営業利益は130億円(同7.5%増)の予想。引き続き新規出店を進めるとともに、人件費などのコスト増に対応した経営効率施策に取り組む。配当予想は115円(前期109円)とした。業績拡大が続く見通しにあるものの、前期までの2ケタ営業増益との比較でやや成長が鈍化したとの見方から目先利益確定売りを誘う格好となったようだ。

■アステラス製薬 <4503>  1,586円   -35 円 (-2.2%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>が冴えない。同社は14日、膵腺がんの一時治療薬として開発中の「ゾルベツキシマブ」に関し、ゾルベツキシマブとゲムシタビンおよびnab-パクリタキセルの併用療法の有効性と安全性を評価する第2相GLEAM試験の最終解析において、主要評価項目を達成しなかったと発表。これを嫌気した売りが株価の重荷となったようだ。全生存期間において統計学的に有意な改善が認められなかった。26年3月期の業績への影響は軽微としている。

■トライアル <141A>  2,248円   -38 円 (-1.7%)  本日終値
 トライアルホールディングス<141A>が続落。10日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報(小売)で、トライアル既存店売上高が前年同月比0.2%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。休日(日曜日)が前年より1日少ないことが既存店売上高を約1.5ポイント押し下げた。ただ、客単価が同4.5%増と上昇したことが寄与し、計画の範囲内での着地となったとしている。

■フェニックスバイオ <6190>  488円   +80 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 フェニックスバイオ<6190>がストップ高。10日の取引終了後、「コレステロール不含の高比重リポタンパク質粒子」に関する日本特許査定を受領したと発表しており、これを好感した買いが流入した。高比重リポタンパク質粒子(HDL)は、ヒトの体の中にあるコレステロールを回収して肝臓に持って帰る役割を担っているが、同社は肝細胞の培養物中にコレステロールをほとんど、または全く含まないHDLが存在することを発見。HDLの中でも、特にコレステロール不含のHDLが、高いコレステロール回収機能を有していることを確認しており、今回特許査定を取得した発明はこれに関するもの。同社は今後、この発明をもとに脂質異常症の治療法や治療薬の開発を行っている研究機関や製薬企業との共同研究やライセンスアウトを模索するとしている。 なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

■内海造船 <7018>  9,220円   +1,500 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 内海造船<7018>がストップ高。10日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を455億円から465億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を7億円から26億円(同83.7%増)へ、純利益を5億円から20億円(同96.7%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。上期において、ドル円相場が円安傾向で推移していることを受けて外貨建て工事の売上高を見直したことが要因。また、資機材価格についても足もとの価格動向を踏まえて見直したことや、生産性向上及び諸経費の削減に取り組んでいることも寄与する。

株探ニュース

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