モビルスがS安ウリ気配、26年8月期最終損益の赤字転落予想に失望売り
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モビルス<4370.T>はストップ安の水準の497円でウリ気配となっている。同社は前週末10日の取引終了後、25年8月期の連結決算の発表にあわせて、26年8月期の連結業績予想を開示した。売上高予想を22億9800万円(前期比23.9%増)、最終損益予想を4500万円の赤字(前期は9000万円の黒字)とした。赤字に転落する見通しとなっており、失望売りが膨らんでいる。 人件費・採用費やオフィス移転に伴うコストの増加などから単体業績で大幅な減益を見込む。加えて、連結子会社でAIエージェント事業の立ち上げを進めるvottiaへの先行投資を計画している。 25年8月期の連結決算は売上高が18億5400万円だった。同社は25年8月期第3四半期(3~5月)から連結決算に移行した。単独決算だった前の期は売上高が15億3400万円、最終損益が7億3100万円の赤字だった。主力のSaaSサービスは大規模のオペレーターを有するコンタクトセンターでの利用が始まるなど案件が大型化したうえ、生成AI関連の同社製品「MooA(ムーア)」の導入が進み大幅な増収になった。 出所:MINKABU PRESS