【今週読まれた記事】歴史的急騰とAI大相場が織りなすビッグウェーブ

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は10月4日から10日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 歴史に残る大相場となりました。4日に行われた自民党総裁選では事前予想で優勢とされていた小泉氏を破り、高市新総裁が誕生。アベノミクスの継承者といわれる高市氏の劇的勝利によって、市場はリスクオン一色に傾きました。日経平均株価は先物売りの踏み上げを伴って急上昇、週明け6日終値は前週末比2175円高の4万7944円と歴代4番目の上昇幅を記録しました。その後も連日、売買代金が8日を除き6兆円を超す大商いが続き、最高値を4万8580円(終値)まで更新。週末終値は前週末比2319円高の4万8088円で取引を終了しました。

 今回の急騰劇は、総裁選の逆転勝利がもたらしたサプライズによって振れ幅が大きくなった面もあります。今後はこの水準が適正かどうか、更なる上値の余地があるかを確認しながら進むことになりそうです。「注目しておくのはやはり10年債利回り」と指摘するのは、6日の引け後に「【緊急インタビュー】高市新総裁で日経平均急騰、ここからの読み筋 松井証券・窪田朋一郎氏 <相場観特集>」で見通しを伺った松井証券の窪田朋一郎氏。「2%を上回るような局面となれば、株式市場の上昇トレンドにストップがかかる公算が大きくなる」と、債券利回りの推移を指針としています。この記事は多くの方に読まれアクセスランキングトップ10入りとなりました。

 週末10日には、連立与党だった公明党が連立離脱を表明。長く続いた関係に終止符が打たれました。議席が過半数に満たない自民党は単独では高市氏を首相に指名できません。改めて他の党と連立を組むのか、それとも別の道を探るのか。永田町がにわかに騒がしくなってきました。10日は491円の下落となりましたが、高市政権の誕生が危ぶまれる事態が本格化すれば連休明けの日本市場は更に大きく下落することも考えられ、政局の行方に注目が集まっています。

 今週の相場を見る上で重要なポイントは総裁選だけではありません。米半導体大手のAMDが「ChatGPT」の米オープンAIに対し半導体を供給する契約を交わしたことや、米エヌビディアがイーロン・マスク氏のxAI社に出資するといった、米テック企業の大型ニュースが立て続けに発表され、AI関連が動意づいています。国内でもソフトバンクグループ <9984> [東証P]がスイスのAIロボット企業ABBを買収するなど新局面を迎えています。9日に配信された「AI企業の『勝ち組』と『負け組』を分かつものとは?<大山季之の米国株マーケット・ビュー>」は、過熱するAI投資が過剰か適正かについて2000年前後に起こった“ドットコム・バブル”と比較して論じ、AIのトップランナーたちが“何を見据えているのか”を推察しています。今後の株式市場を見通す上で必見の記事です。

 相場コラムは今週も大人気となりました。25日線を基準にした押し目買い戦略で個別株の注目銘柄を多数挙げた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 25日線接近は絶好の買い場に!押し目買いで報われる銘柄群」は5位にランクイン。<相場観特集>は緊急インタビューとして、フィリップ証券リサーチ部長の笹木和弘氏にも見通しを伺いました。どの記事もお見逃しなく。

  【植木靖男の相場展望】 ─日経平均5万円に向けて出直りか
  【杉村富生の短期相場観測】 ─日米両市場ともに、先物主導の展開!
  富田隆弥の【CHART CLUB】 TOPIXが25日線割れ、需給悪化を懸念
  武者陵司「AI革命、株式資本主義とトランプの経済政策」

  【緊急インタビュー】高市新総裁で日経平均急騰、ここからの読み筋 松井証券・窪田朋一郎氏 <相場観特集>
  【緊急インタビュー】高市新総裁で日経平均急騰、ここからの読み筋 フィリップ証券・笹木和弘氏 <相場観特集>


 「高市トレード」の一角として挙げられる防衛関連。6日の日経平均急騰の折にはマドを開けて推移する銘柄が多数出現しました。しかし、これらの銘柄は仮に高市総裁が誕生しなかったとしても堅調に推移していたと推察できます。なぜなら防衛関連は緊迫感を増す世界情勢の中、時代の要請として成長の途にあるからです。「揺れ動く国家安全保障、『防衛関連株』に新たなるビッグウェーブ <株探トップ特集>」は、ロシア-ウクライナ戦争や台湾有事への備えなど日本を取り巻く情勢の解説に加え、人気化する可能性のある中小型株を複数紹介。見事今週のアクセスランキング首位に輝きました。

 投資テーマ関連では、高市トレードの代表格である「核融合発電」について解説した「『核融合発電』が7位にランク、自民党『高市新総裁』誕生で再人気化<注目テーマ>」が11位にランクイン。また、AI関連銘柄の動意から9月27日に配信した「大旋風!『AIデータセンター関連』ここから狙う隠れ本命株5選 <株探トップ特集>」が再注目を浴び、ランキング入りしました。そのほか以下の記事もよく読まれています。

  2025年「ノーベル賞」発表間近、動兆エネルギー蓄積中の銘柄群 <株探トップ特集>
  秋のIPO本格発進、グロース市場改革で「小粒上場」減少し人気格差も <株探トップ特集>
  隠れ高市トレード炸裂高へ、高成長シナリオ描く「電子コミック」関連 <株探トップ特集>


 今月下旬から3月期決算企業の上期(4-9月)決算発表シーズンがスタートします。第1四半期(4-6月)決算では米国との関税交渉のただ中にあって保守的な発表をした企業が多く、上期発表のタイミングで業績予想を上方修正する企業が出てくることが期待されています。「決算シーズン到来、好業績&過去データで大選抜『上方修正有力』6銘柄リスト <株探トップ特集>」は、そうした水準訂正に加え、業績修正のタイミングに“企業のクセ”があることを加味して上方修正銘柄を予想。多くの方に読まれランキング4位を獲得しました。

 銘柄スクリーニング記事では、12月期決算企業の25年12月期第3四半期決算発表を前に、業績好調で通期計画に対する進捗率が高く、上方修正が期待される銘柄を探った「上方修正“先回り”、25年12月期【業績上振れ】候補 39社選出 <成長株特集>」がトップ10入り。また、配当利回りが高く、かつ今期最高益を見込んでいる銘柄をリストアップした「配当利回り“3.5%超”の【最高益】リスト〔第1弾〕40社選出 <成長株特集>」が上位ランキング入り。待望の〔第2弾〕が13日(月・祝)の19時30分に配信予定です。お楽しみに。

 <割安株特集>でも“大幅増益”にフォーカス。「10万円以下で買える、大幅増益&低PBR <割安株特集>」が、【プライム】編【スタンダード】編ともに上位入りとなりました。高利回りランキング記事も定番人気となっています。

  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 27社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 24社【スタンダード】編 <割安株特集>
  10月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムは「すご腕投資家に聞く『銘柄選び』の技 趙(ちょう)さんの場合」の最終回「『1粒で2度おいしい株式売り出し(PO)』を、生成AIで見極め」を配信。“とにかく早く、大きなリターン”を目指す趙さんのシリーズ最終回は、“生成AI”を使った時短情報収集術と、情報の質を上げるための工夫について注目。今年7月に行われた丸井グループ <8252> [東証P]の売り出しを例に、銘柄選びの時間を大幅に短縮するための設定ポイントや、生成AI利用時の注意点について紹介していきます。プレミアム未加入の方も1ページ目が無料でお読みいただけます。

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 日々多くの発表が行われる中、重要な発表を見逃さないための定番人気記事「明日の好悪材料」と「サプライズ決算」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月3日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月6日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月7日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月8日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (10月9日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月06日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月07日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月08日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月09日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月10日)

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